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インターネット調査室: 「初の国産量子コンピューター稼働へ クラウド経由で利用―理研など」 <ー 遅れたのはそれなりの理由があります

今回は「初の国産量子コンピューター稼働へ クラウド経由で利用―理研など」についてコメントさせていただきます。

Jiji: 24 Mar,2023

「理化学研究所などの研究グループは、開発を進める国産初の量子コンピューターについて、27日からクラウドを通じた外部からの利用を開始すると発表」とのことです。

遅いと思うかもしれませんが、これは国の方針が関わっていると思います。

理化学研究所の昔の話を聞いたことがありますが、日本のほうが進んでいたはずなのに途中で米国などにいっきに抜かれてます。

それは:

日経Xteckh: 12 Jan,2022

「政府は量子技術に投じる国家予算も拡大しています。2019年度の関連予算が約160億円だったのに対し、量子技術イノベーション戦略の策定後には、同年度の補正予算と2020年度予算を合わせて約330億円を確保。さらに1年後は、2020年度の補正予算と2021年度の予算で合計約352億円を計上」

検索キー: 日本の量子コンピューター、政府戦略は?

米国他:

KDDI research atelier研究員が読み解くあたらしい未来: 10 Mar,2022

「技術分析・未来予測等のコンサルティング会社アスタミューゼの調べでは、首位の米国は2018年までの10年間で推定10億6000万ドル(1100億円以上)、2位の英国は同じ期間に同8億3000万ドル(900億円以上)を量子コンピュータの研究開発に注ぎ込んだ」

&

「量子情報科学の予算は2021財政年度には推定7億9300万ドル、2022財政年度には(議会への要求額で)8億7700万ドルと年々増加している。これらを見る限り、2018年に定めた5年分の予算総額を、実際に投入された金額の方が上回っているようだ」

検索キー: 主要各国の取り組み――量子コンピュータは社会・経済・世界をどう変えるか

結果、予算も少ないのによくやっている日本です。

最先端技術に「2位じゃだめなんですか?」と平気でいいはなすような国会議員を選んでいるのは考えたほうがいいでしょう。

国に支援も少ない中、良くやっているのが真実でしょう。

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