インターネット調査室: 「血液検査でアルツハイマー病を90%の確率で正確に診断できることが研究で判明」

今回は「血液検査でアルツハイマー病を90%の確率で正確に診断できることが研究で判明」についてコメントさせていただきます。

Gigazine:  2 Aug,2024

「血液検査でa病を90%の確率で正確に診断できることが研究で判明」

「スウェーデンのルンド大学の研究チームが、血液検査によって約90%の精度でアルツハイマー病を正確に診断できるとする研究結果を発表」

「これは、認知機能検査やCTスキャンを用いる従来の方法よりも高い精度となります」

「記憶障害のある約1200人の患者を対象に調査...このうち500人はプライマリ・ケア医を、残りは専門医を受診しました。研究チームは血液検査の精度を評価するため、各グループの300人に血液検査を実施し、その検査を脳脊髄液検査やPET検査の結果と比較」
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「アルツハイマー病患者の脳内で形成される「pTau217」と呼ばれるタウタンパク質を測定するもの。タウタンパク質は認知機能の低下と密接に関連しており、アルツハイマー病が進行すると形成されるようになるといわれています」

「医師による診断結果をみると、プライマリ・ケア医のうち「アルツハイマー病である」と診断した場合の誤診率は36%、「アルツハイマー病でない」と診断した場合の誤診率は41%...専門医の誤診率はそれぞれ25%と29%」

「一方で、血液検査での誤診率はわずか10%にとどまったとのこと。血液検査の精度は、認知障害の症状が進行している患者であれば高く、軽度認知障害の場合はやや低くなったとのこと」

「専門家はこの研究結果は画期的なものだと評価していますが、研究を主導したルンド大学のオスカー・ハンセン教授やセバスチャン・パルムクビスト准教授は「血液検査は診断プロセスの一部に過ぎず、認知機能検査やCTスキャンなどの方法と組み合わせて使用すべきです」」

ま、複数のほうがいいでしょうね。

「また、カルフォルニア大学サンフランシスコ校の神経学者であるアダム・ボクサー氏は「認知症のない人でアルツハイマー病の病理を検出した場合、現時点では治療法がないため、不安などの心理的反応のリスクがあります。また、倫理的な観点から、予防的治療法が開発されるまでは、症状のない人に対してこの検査を使用すべきではありません」と注意」

そうは言っても、ある程度先が読めればやること(準備)もあり、気づいたらアルツハイマーで自分が分からなくなる状態では遺産相続で困りますけどね~。

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