行動心理学:「人並み以上効果」 <ー 認知バイアスの一種です

今回は「人並み以上効果」についてコメントをさせて頂きます。

「人並み以上効果(above-average effect / illusory superiority effect)」自分のことを平均よりも優れていると過大評価する傾向のことです。これは、自己愛や自己評価の高さからくるものではなく、認知バイアスの一種です。認知バイアスとは、人間が物事を判断する際に、無意識に偏った思考をしてしまうことです。人並み以上効果は、その中でもよく知られた認知バイアスの一つです。

人並み以上効果は、さまざまな場面でみられます。例えば、自分の運転技術や知識、仕事能力、容姿などを過大評価する傾向があります。また、自分の周りの人よりも、自分は優れていると考える人も少なくありません。

人並み以上効果は、人間の脳が持つ特性の一つです。脳は、常に新しい情報を処理し、その情報をもとに判断を下しています。しかし、脳は完璧ではありません。時には、間違った判断をしてしまうことがあります。人並み以上効果も、脳が間違った判断をしてしまう一つの例です。

人並み以上効果は、自分の能力を過大評価してしまうため、問題になることもあります。例えば、仕事で失敗したり、人間関係がうまくいかなかったりすることが考えられます。また、人並み以上効果は、自己中心的な行動や傲慢な態度につながることもあります。

人並み以上効果を克服するためには、自分の能力を客観的に評価することが重要です。また、自分の周りの人と比較をすることを避けることも大切です。人並み以上効果は、人間の脳が持つ特性の一つですが、意識することで克服することができます。

これですね~

実は優秀な人に多いんです。 自分が優秀がゆえに相手ももっと優秀と考え、相手がお馬鹿さんなのに従ってしまう例が橘玲さんの「バカと無知―人間、この不都合な生きもの」という本にデータ付で証明されています。

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