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【地方大生×BranCo!】地方大生のBranCo!過去参加者に、学生スタッフが聞いてきた! 後編

こんにちは、BranCo!学生スタッフの西本です!

さて、今回は「地方大生×BranCo!」というテーマで地方大生の過去参加者に、
同じく地方大生の学生スタッフ鈴木(大阪大学)と西本(東北大学)でインタビューをしてきました!
インタビューの様子は前半・後半に分けてご紹介します。

今回はその後編パート【BranCo!と就活】についてお届けします。
就活とBranCo!を同じ時期にやっていたからこその悩みや思いをお届けします。

前編の記事(地方大生とBranCo!編をまだ読んでない方はこちらから)

チーム:潜潜部隊(ひそひそぶたい)
千本木周さん(京都大学4年生)あだ名は「ボンギ」。
田嶋千寛さん(金沢美術工芸大学4年生)あだ名は「せんむ」。

チーム:おくれびと
芝村有紗さん(京都工芸繊維大学修士2年生)
去年は学生スタッフの西本と同じチームで、あだ名は「しばむー」。

※以降「潜潜部隊」のメンバーには(潜)、「おくれびと」のメンバーには(お)学生スタッフには(ス)を記載

BranCo!で気がついた自分自身のコンセプト

ーBranCo!に参加してみての学びや、BranCo!を通じての変化、入りと出口で違うものがあったら教えていただけたらなと思います。

芝村(お)「自分は建築設計が専攻なので、図面とかを描く仕事に就くのかな、と漠然と思ってたんですけど、BranCo!に参加してみて、もっと形になる前の段階の作業も好きだったんだなと気づくことができました。就活の考え方もすごく変わって。友人の多くはゼネコンの設計部などにいきますが、私はなんか設計じゃないなっていう風に思って。最終的には、建てる前に街にどういうものが必要かっていうのを考える人の道を選びました。だいぶ大きな転換点だったなっていう風に思っています。」

千本木(潜)「自分の本当に好きなことに気がつけたことですかね。
元々、広告志望ではなくてコンサルティング会社に行こうかなとは思ってたんですが、恩師の方から、『他人のアウトプットを見て、より悔しいと感じた方にすればいいんじゃない?』と言われて、、、そんな中、BranCo!で、ギリギリ決勝に行けず、その時にもうめちゃくちゃ悔しくて、もう一週間二週間くらい尾を引くくらい悔しかったので、「あー俺はこういうのがスキなんだ」ということを再確認出来たことはすごく大きかったと思います。そっからはもう広告一本に絞って就活をして、広告会社で働くことになりました。そこの悔しさを得たっていう部分はすごく大きなポイントだったんじゃないかなと思います。」

潜潛部隊の千本木さん(ボンギ)

田嶋(潜)「僕は美大に通ってるので、普段のグループワークも近い考え方を持った美大生同士でするのがほとんどです。そんな僕にとっては、他の大学の人と同じ課題に取り組んでみるのは新鮮で、自分に足りてないところが分かったり、勉強になることがたくさんありました。おかげでその後は就活でのグループワークなどで良いフィードバックをいただけるようになったり、やっててよかったな〜と思いました。」

ーリボン思考は、GDなどの就活の様々な場面でも活きましたか?

田嶋(潜)「そうですね、選考の時も頭の中でリボン思考を使いながら、取り組みました。」

自分たちで考えて、だからこそ悔しくて

ー就活を意識すると、BranCo!に参加するのではなく、インターンに参加することも視野に入ってくると思いますが、どんな点がBranCo!ならではの特徴だと思いますか。

千本木(潜)「基本的に、インターンって詰まったりしたら相談役の社員さんとかがちょっとアドバイスくれると思うんですけど、BranCo!では、最終的に決めるのは自分たちというか。より長い時間を話し合うのは自分たちなので、自分たちで頭をずーっとひねらせながら、ひねらせながら、もうほぼ乾いた雑巾を絞ってるくらいアイデアが出てこないっていう状況で(笑)最後に出てきたやつをこう皆で頑張って頑張って育てていくみたいな感じが違うのかなと思います。」

鈴木(ス)「じゃあ結構BranCo!は一から十まで全部自分たちで形にしていくっていうのが大変だし、面白いしみたいな感じですかね?」

千本木(潜)「そうですね、BranCo!は間違いなく自分たちが主役っていうのはあるんじゃないかなと思います。」

芝村(お)「時間が短いと終わりを見据えて作っちゃうというか。最終形を想像しながら時間を逆算して、ここで見切りをつけないとなっていう風になっちゃうと思うんですけど、BranCo!は期間が長い上に、自分達次第で時間を割けばいくらでも考えられる。数ヶ月間、こう起きて、トイレ行って考えて、私たち題材トイレだったんで(笑)だから色んなトイレを見ながら、うーん、みたいなことをやってたりとか(笑)本当に四六時中考えてたなっていう印象がありますね。
でもそれがなんか、自分の弱みと強みを知るきっかけにもなるし、訓練になったなって感じです。」

西本(ス)「一日中考えてるのは苦じゃなかったですか?」

芝村(お)「そうですね。楽しかったのはあるかな。BranCo!は考えることが楽しいと思える人が多分頑張って残ってるというか、やり続けれる人だと思うんですけど。」

田嶋(潜)「僕が参加した中ではBranCo!は特に焚き付けられるような印象がありました(笑)一次予選の提出をしたら、その時点でもう順位が発表されて、全チームに公開される形でフィードバックが返ってきて、すごく闘争心をくすぐられました。それもあって、自分達の班が二次予選を最後突破できなかったのがかなり悔しかったです。BranCo!は競争感が強いなと思います。」

鈴木(ス)「順位はどう推移していったんですか?」

田嶋(潜)「そうですね、一次予選では「ええんちゃう?」ってくらい息まいていたんですけど、どんどん猛者は現れて、最終的に二次予選をホントギリギリのところで突破できませんでした。結果発表の様子は班のメンバーで通話しながら見ていたんですが、もうみんなで大落胆して。」

千本木(潜)「うわーとか言ってたね(笑)」

田嶋(潜)「かなり、、、かなり悔しくて、いまだに糧になってるような気がします。」

鈴木(ス)「悔しいって気持ちはやっぱり大きかったんですね。」

千本木(潜)「大きかったですねー。何って感じで。ホントにこう、最後にぎりぎりのところでこう負けたって感じだったんで。最初は受け入れられなかったですね。」

芝村(お)「なんかBranCo!っていくつか審査項目があるじゃないですか、で、え?うちらいけるんじゃってところで最後のポイントのところでグッて負けてさ。えー?みたいになったよね(笑)
めっちゃ良いとこまで言ってたやん!みたいな感じでめっちゃ悔しかった。」

就活生にとってBranCo!は息抜き時間

ーみなさんが参加していたちょうど一年前は、就活生でもあったのかなと思います。僕も参加する時、就活との両立に不安があったのですが、実際就活とのバランスをどのように取っていたのか教えてください。

千本木(潜)「そうですね、僕は結構時間で分けていました。面接の時間も決まっているので、日中の時間は就活の予定が入るときは就活の予定を優先して、就活のことを夜八時以降には入れないっていうようにしてましたね。昼と夜でメリハリをつけていて、夜の部分に別の考える要素を入れて、それがBranCo!だった感じです。意外にそれが、良いというか、チームメンバーたちとしゃべる機会を増やせたので、それは時間のバランスの区切り方は結構良かったのかなと思います。」

田嶋(潜)「班のメンバーみんな就活も忙しいことはわかっていたので、お互い無理がないよう、その時その時参加できる人で進めていました。と言っても、班のメンバーとの時間が就活を圧迫するものだった訳でもなく。もちろんBranCo!の課題に向けて真剣に悩んで話す時間はありますが、合間で雑談したり、お互いの就活の相談もちょっと挟んだり、就活を頑張るための休憩時間になったりしていました。同じように就活をしている仲間と話す時間は、就活を頑張るためにも良かったなと思いますね。」

潛潜部隊の田嶋さん(せんむ)

鈴木(ス)「日中就活、夜BranCo!で息抜きみたいな流れですかね。」

田嶋(潜)「そうですね。課題も向き合うんですけどやっぱ雑談も出てくると思うので、そこが息抜きになって良かったなみたいな。」

芝村(お)「私たちは23時スタートが多かったので、そんなに就活のことやる時間帯ではなかったし、皆言ってたけど息抜きになってたなってすごく思っています。大学で人としゃべる機会もそんなに無かったんですけど、BranCo!の時間は友達がいて、雑談とか就活の相談が出来たのはすごく大きかったと思っていて、後から見てみるとBranCo!が無かったら息抜きが出来てなかったのかなっていう風に思います。なんか特段一日旅行とか行くのも罪悪感ある時期だし、丁度良い休憩にはなったかなと思います。」

鈴木(ス)「確かにあの時期はなんも考えずにあそんでたら遊んじゃったなっていう罪悪感とかありましたもんね(笑)それはわかります。」

芝村(お)「そうそう(笑)就活ゼロにしては楽しめないっていう感じでしたよね。」

鈴木(ス)「BranCo!はまあちょうど良いくらいの就活要素というか、頑張ってる感もあって、息抜きにもなるみたいな(笑)」

芝村(お)「そうそう(笑)これ頑張れば就活に良い影響が及ぶかも?って気持ちもあったし。ちょうどよい塩梅でした。」

幅広いタイプの人にBranCo!はおすすめ

ー最後の質問になりますが、どういうジャンルの人たちにBranCo!がおすすめだと思うか、教えていただきたいです。

千本木(潜)「何でも興味はあるけど熱中できるかわからないっていう人には特に勧めたいかなと思います。熱中できるのであればそれはそのままどんどん進んでいって欲しいし、熱中できないのであればそこは自分がそこまで興味なかった内容っていう部分で、その判断のために一歩足を踏み入れてもらいたいっていう部分はありますかね。自分がそこで経験したものが今後の判断基準になっていくとは思うので。他には、友達を増やしたい人は積極的に参加するのが良いんじゃないかなーとは思いますね。」

芝村(お)「広告って自分とは関係ない世界だと思っているけど、自分のいる世界にもやもやしている、みたいな人にチャレンジしてほしいなっていう風に思います。私の周りでも広告会社って何するの?みたいな人も結構多くて、私も学部の時まで広告とか一切縁の無い世界だなって思ってたんですけど、参加してみると、設計で考えること、例えばこの街はどんな人が住んでて、どういう課題があって。っていう考え方が結構似てる部分がありながらも、建築とは違って、全てが物理的な形を伴う結果じゃないっていうのも結構面白かったですね。参加して、私は建築業界のここじゃなくて、こういうところをやりたいんだっていう風に気がつけたので、関係ないと思ってる人こそ受けてみてほしいなって思います。」

西本(ス)「建築学科=ビルなど建築物の設計と思っている人こそ参加してみて「あ、自分本当はこういうところが好きだったんだ」っていうのを再確認して、しばむーみたいに自分の理想の領域だったりを探して欲しい。みたいな形ですかね。」

芝村(お)「そうです、なんか結構みんな能力は優秀なのに、業界がとらわれすぎちゃってあんま発揮できてないのかなって人もいると思うんですけど、建築学生ってこういった町の課題はとかずっと考えてきてる人なので、なんかそういった、別方面でも発揮してほしいなとは思います。」

田嶋(潜)「僕は実際、夏のインターンで出会った友達とその後BranCo!に参加したことで、今では旅行に一緒に行くまで仲良くなれたので、「仲良くなりたい、一緒に何かがんばりたい」って友達がいる人には、その友達を誘って参加するのにちょうど良いんじゃないかなって思います。BranCo!は期間も長いので、友達のことをさらによく知れるし、思い出にもなるなと思います。」

鈴木(ス)「確かに、インターンであった友達ともう一回別のことやるっていうのはグッと仲が深まるんじゃないかなって思いました。」

西本(ス)「今回の質問は以上となります。
長い時間ありがとうございました!」

今年度参加される就活生の参考になれば幸いです。

詳細は、こちらからぜひご確認ください!
HP:http://branco.h-branddesign.com/
Twitter:https://twitter.com/branco_info

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