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【反時短】面倒くさいジャ○カレーの作り方【暇人向け】

カレー好きです。カレーライスもカレーパンも好きです。カレーうどんは汁が跳ねやすいので、ちょっと嫌いです。

美味しそうな店を見かけたら入ってみるけど、グルメ情報サイトを元に出掛けて行ったりとかはしません。面倒くさいし。あと、ラーメンに追随して最近のカレーは結構高級志向だよ。いろいろ凝り過ぎてる高いカレーとか食べたくないよ。餃子よ、お前は庶民の味方でいておくれ。

でも、自分でスパイスを混ぜて作ったりはします。技術的に難しいことは全然無いです。大体こちらのサイトを参考にしています。途中経過の画像も多く、懇切丁寧な説明で分かりやすいです。お勧め。

僕は好みでレッドチリパウダー小さじ1/2から1へ増量し、シナモン小さじ1/3を追加しています。トマトピューレとかは常備していないので、トマトケチャップで代用します。その時ケチャップは具材と合わせる前に予めフライパン上でかき混ぜながら「焼く」(飛び散り注意)と酸味がほど良く飛んで味が濃厚になり高級感が出る、と我が心の師であるところの土井善晴先生が仰っていたので、忠実にその教えを守っています。近くに香菜のような洒落た食材を売っている店は無いので省略してます。そんなハイソな街に住みたいですな。

*  *  *

ここからが本題。ジャ○カレー作りの話。もちろん最近流行りのレトルトではありませんよ。

箱の裏側の作り方を見ると、
1 サラダ油を敷いた鍋で一口大に切った具材
  (玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、肉)を中火で炒める。
2 水を加え、アクを取りながら弱火で15分煮る。
3 火を止めて、ルーを割り入れる。
4 火に戻し、焦付きに注意しながら10分弱火で煮る。
で、完成です。簡単。ジャ○カレー美味しい。

しかし、一手間くわえると更に美味しくなります。と言っても、先ほど紹介したサイトに書かれている方法との折衷です。

下拵え
1.ニンジン2本はヘタと先端を落としてからピーラーで皮を剥き、
  長さを1/3ずつの輪切りにする。
  細い方から軸方向に1/2、1/4、1/6に切って大きさを揃える。
2.玉ねぎ中1個は粗みじんにする。みじん切りの手順は上記のサイト参照。
3.ジャガイモ中3個くらいは皮を剥き、一口大に切る。
4.豚バラかたまり肉500gは一口大に切り、軽く塩、コショウをしておく。
  肉は多い方が美味しい。

調理
1.最終的にカレーが入るサイズの鍋にバター15gくらい?を溶かし、
  ニンジンを弱火で焦がさないように火が通るまで炒める。
  ニンジンが少し透き通った質感になり、透明と不透明に分離していた
  バターの成分のうち不透明な成分がなくなるまで、が目安。
  これでニンジン嫌いなお子様も、特有の匂いが無くなり、
  美味しく食べられるはず。(子供嫌いなので、個人的にはどうでも良いが 笑)
2.玉ねぎを入れ、強火で炒める。この過程も上記サイトを参照。
3.肉を加えて中火で炒める。
4.水とジャガイモを加え、一度沸騰させたのち灰汁を取り、
  弱火にして15分煮る。
5.火を止めて、カレールウを割り入れる。
6.再び弱火で10分煮る。
出来上がり。面倒くさい。でも、もっと美味しい。

結局なにが違うかというと、それぞれの素材に合わせた火の通し方をするだけ。ニンジンはバターでソテーした方が美味しいし、玉ねぎは十分火を通して甘みを引き出した、いわゆる飴色玉ネギにした方が美味しい。ジャガイモは最後に入れないと崩れてしまう。

コスパの次はタイパ、的なことが言われているけれども、たまには手間暇かけて美味しいものを作るのも良いと思う。コストは変わらないし。

時短調理という新しい文化に、いまいち付いて行けてない人より。

そして結局のところ、「カレーライスは飲み物」なの?


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