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自らを虐げるものを崇める人たちへ

ガチの宗教信者は、今すぐGo back!



土曜日の夕方、インターホンが鳴った。今日は通販の配達は無いはずだが、と思いつつも出てみる。中年女性らしき声が。結論から言うと、ハズレだった。


信者:「XXの方から来た者です。皆さまに聖書の言葉をお伝えに参りました」
僕:「で、なに?」
信者:「神は努力する人を必ず見守っています」(正確ではないが、こんな内容)
僕:「は〜ん(怒)?」(お前の神は、どんだけ監視カメラを仕掛けてるん?)

聖書というからにはキリスト教かユダヤ教だが、ユダヤ教が布教活動しているのにはあった事がないので、おそらくキリスト教だろう。とはいえ、正統派の方々から見れば『異端』御三家のどれかでしょうが。

イスラエル・パレスチナ情勢で世界中を騒がせている時に、お前よく平気な顔して布教なんぞに来たもんだ。その厚顔無恥さに呆れ返る。


今回の趣旨はここから。

ほぼ全ての宗教は男尊女卑的な要素を含む。例を挙げていく。

ユダヤ教・キリスト教:
聖書(旧約聖書)によれば神であるところのヤハウェが人間を創造するとき、先に男性アダムを作り、そのあばら骨から女性イブを作ったとしているのは有名な話。女性のおまけっぽさに驚く。さらに、イブは蛇に騙されて神が禁止した知恵の実をアダムと共に食べ、楽園を追放されたのも誰もが知っているだろう。何故、愚かなるのは女性なのか? 

イスラム教:
よくは調べていないが、コーランには遺産相続において「アッラーはこうお命じになっておられる。男の子には女の子の二人分を」と書いてあるらしい。その他、様々なメディアから伝わってくる情報を鑑みるに、男女平等とは到底言えるものとは思えない。

ヒンドゥー教:
それ以前のバラモン教由来のカースト制と結び付いて結構ひどいものである。

仏教:
仏教系のHPを見ると、仏陀は仏門に入ったら男女は関係がない、つまり男女平等を説いていた、などと書いている。その反面、仏陀は

五障説
女性は5つのものになれず、その中に仏が含まれている

変性男子女人成仏(へんじょうなんしにょにんじょうぶつ)説
女性の場合には、 一度男性の身に変成しない隈り、仏と成ることができないという仏説

龍村龍平「変性男子考」『印度學佛教學研究』1987, 26, 2, 687-688より

を説いている。

神道:
イザナギ(男神)とイザナミ(女神)のうち、イザナミが先に死んでしまう。イザナギは黄泉の国にイザナミを連れ帰ろうとするがイザナミは腐っていて、イザナミを置いて逃げて来てしまう。
神社には女人禁制のところもあるし、日本相撲協会の土俵上に女性看護師が緊急救命のために上ったにも関わらず、「女性は土俵から降りてください」と何度もアナウンスをした事件もあった。

以上の6つの宗教で全世界人口をほぼ網羅しているのではないだろうか。男尊女卑的要素を含まない宗教もあるが、かなり少数派である。

確かに宗教は様々な文化を作り上げてきたが、その反面では異教徒間の争いなどの火種となって来たのも事実であり、そろそろ足を洗っても良い時期に来ているのでは無いかと考える。とりわけ先進国と呼ばれるような国では、必要性が感じられない。


今回、布教に来た人は女性だった。他にも世界には何だかよく分からない宗教の女性信者が大勢いる。本当は嫌だけど、仕方がなく信じている振りをしている人もいるかも知れないし、ずっとそうやって生きてきたから今更それ以外の価値感を受け入れるのは抵抗がある人もいるでしょう。さらには、信じていると周囲に思わせなければ迫害を受ける人もいるだろう。

どの宗教を取っても女性は蔑視・差別の対象である。最近、宗教2世が取り沙汰されているが、僕から見れば宗教20世も30世も同じである。僕としてはそんな不利な立場の女性信者が解放されることを願っている。

祈りはしません、無神論者なので。



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