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謎の薬剤処方と自○企図

この記事は諸事情により一杯引っ掛けながら作成しております。誤字脱字などはご容赦ください。

先週の診察で、謎の処方をされました。睡眠薬をデパスからロゼレムに変更する、とのこと。しかも就寝時刻の5時間前に(夕方5時から6時)に飲めという。

ロゼレムもデパスも作用機構は違えど寝つきを良くする薬。つまり、寝入りばなに効く薬だ。両者の添付文書を見ても、血中濃度がMaxになるのは約1時間もしくは3時間後。5時間後には、おそらく薬は切れ始めている。もちろん、そんな用法は添付文書に無い。以下、背景が色つきなのは、ロゼレムの添付文書より抜粋。

【用法・用量】
通常、成人にはラメルテオンとして1回8mgを就寝前に経口投与する。

ほら、就寝前って書いてある。さらに、

<効能・効果に関連する使用上の注意> ベンゾジアゼピン系薬剤等他の不眠症治療薬による前治療歴がある患者における本剤の有効性、並びに精神疾患(統合失調症、うつ病等)の既往又は合併のある患者における本剤の有効 性及び安全性は確立していないので、これらの患者に本剤を投与する際には治療上の有益性と危険性を考慮し、必要性を十分に勘案した上で慎重に行うこと。

ベンゾジアゼピン系(デパスは分子構造的には微妙だけど、ほぼ同等)を使ってた人の有効性、精神疾患の人の有効性及び安全性は確立してないって書いてある。【臨床試験】の項を見ると、精神疾患の人は試験対象から敢えて外しているから、好成績を出したい製薬会社としては事情を予め知ってて入れたく無かったんじゃないかな、と邪推してしまう。

渋々実行してみると、予期した通り就寝時刻には眠気は収まっている。しっかり夜中の3時頃には目が覚める。何の意味があるのか、そして医者が何故こんなトンデモ用法を思い付いたのか、まさしく謎。

さらにはこの薬、自○企図という何とも精神疾患者向きの副作用がありまして、数日前、危なく罠に嵌るところでしたよ。精神疾患の人を外して臨床試験をしても自○企図が出るってことは、もともと危険性の高い精神疾患の人にとっては…。まあ、やめておこう。でもね、製薬会社が何を言っても、医者が治療上の有益性と危険性を考慮し、必要性を十分に勘案した上でOKを出せば処方出来てしまうのが恐ろしいところ。

すぐにロゼレムは自己判断で中止しました。今は医者を騙して溜め込んでおいたデパスを飲んで寝てます。これも依存性はあるし、耐性は付くしで良い薬とは言い兼ねるのですが、ロゼレムに比べれば古い薬なので、ダメなところが分かっているだけマシかと。

さっき(午前2時頃)よりは酒のせいか気分が良くなってきました。酔いが覚めないように、もう一杯いきますかね。ツマミがないのが残念ですが。



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