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N4書房の販売日記 0628-0703

0628

01.02号は小さくなっている分だけ安くなるものと考えられるだろうから、700円にするべきか。文庫化に近いようなイメージだし。今度からは、裏表紙にも■を並べた模様を入れようと考える。

 

昨夜の「music is music」は伊藤銀次さんゲストの二回目。この日記の読者には「伊藤銀次のPOP FILE RETURNS」に牧村さんがゲスト出演した回(2017年の第199.200回)も強くお勧めします(ルー・アドラーに関するくだりは特に)。

 



0629

仕事で新橋に行ったら、駅前のビルの地下二階に郵便局があると書いてあったので、変だなと思いつつも、変な地下街の変な階段を下りて、変なドアを開けて、半分迷子のようになってやっとたどり着いた。ここから豆新聞セットを何通か送った。

 


0630

「ジム・ジャームッシュからつながるカルチャー・ツリー」という記事のオルダス・ハクスリーの項目にフリッパーズ・ギターに関する言及があった。

 

“他にもハクスリーの小説『ガザに盲いて(Eyeless in Gaza)』は、英国のバンド、アイレス・イン・ギャザがバンド名として引用。そして彼らの曲は、フリッパーズ・ギターの「ドルフィン・ソング」でサンプリングされている。この曲が収録されているアルバム『ヘッド博士の世界塔』は、2021年の今年、発売から30周年を迎える。”

 



0701

新装版04号を販売開始。

04号のみ:900円

03.04号セット:1700円

04号にネクタイ+その他=王様セット:7100円

03.04号セットにネクタイ=富豪セット:7100円

 

こちらこそ有難うございます!

 

 

0702

おそらく「ベレー帽とカメラと引用」は各都道府県に少なくとも二、三冊は売れているはず。「もうそこそこ売ったから、日本各地の主要なファンにはきっと行き渡っただろう!」という感慨と「まだまだ今後も売れるはず!」という楽観的な希望とが入り混じって、落ち着かない。それもこれもせいぜい今月いっぱいでひと区切りつくだろう、と思いながら発送作業をする。

 

「ベレー帽とカメラと引用」の表紙の色について、後世の物好きな人たちを悩ませるといけないので、メモしておく。

01.02号は特に説明の必要はないと思われる。では03号はなぜ水色なのか。これは「3枚目のアルバムのイメージカラーは、通常思われている黒ではなくて水色なのではないか」という捻った発想によるものである。ところが実際に完成してみると少し薄すぎる水色で、題字の白も意外なほど薄かったのであった。

それでピンク色の豆新聞と組み合わせて「シングルズ」を意識しています、といったようなニュアンスに持って行ったつもり……でいるのだが、「つもり」がどこまで通じているのか分からない。

04号のピンク色の表紙と水色の豆新聞も似たようなもので、「ファブ・ギア」的な感じを意識している。「カメラ・トーク」以降「ヘッド博士」未満の時期のイメージカラーは何となくこんな色ですよね~、というつもりでいる。

新装版04号は「ファブ・ギア」的な淡いピンクを題字にすると、白地に薄いピンクでやや弱い印象になってしまうので色を濃くしてみた。結果としては「FAKE」2号によく似ており、並べると双子のようで内容ともピッタリ合っている。

 

 

0703

内容に関しては「次の号へ続く」という形で2号ずつ同じ話題を引っ張っているようなところがある。

01-02号は、引用に関する話題。

02-03号は「僕ら」「僕たち」に関する考察。

03-04号は「FAKE」についてなど。

どの号を最初に読もうが、遡って読もうが特に問題はない。しかし最初の一冊となると、03号が入りやすいと思う。

 

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