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03号と04号の間をフラフラ日記 0328-0430
0328
「天使たちのシーン」に関する文章を書いた方と連絡が取れたのでよかった。
「04号のための前置き」を95%くらい書けた。
0329
音楽の教科書にFGが載っているという情報をツイッターで見かける。
「カメラ・トーク」のジャケットの下に「ビッグ バッド ビンゴ」と書いてあった。ナイス選曲!!「恋とマシンガン」でなくその他の曲でもなく、あえてこの曲をピックアップした判断を支持したい。
0330
常識や直感に反する考え方を説明しようとすると、それだけで疲れる。しかし批評や考察とは、反発が予想されるくらいでないと書く価値があまりない。
佐野元春の曲を聴き直していて「言葉を知らない小鳥のように」というフレーズにやけに感銘を受けた。ここだけ不思議なほど胸に迫る何かがある。調べてみたらもともとは「汚れを知らない小鳥のように」だった。セルフカヴァーする際に変えたと。ノーヒントですぐここに気づく自分はなかなか良いぞとうぬぼれる。
0331
ついにインタビューが一つ完成した。これは思いがけず様々な点で「FAKE」の三人に関連しているので、04号に載せるとぴったり。
0401
なぜか口が堅い人だとと思われているらしく、FBのメッセージ経由で「実はオフレコですが……、*月に云々」と衝撃的なニュースを教えられる。もしかするとエイプリルフールかもしれないが、どうも噓っぽく感じられない。
0402
ほぼ日の冒頭で糸井重里が次のように書いていた。
「前に、ぼくは、新雪の降り積もった広原を行くが如し、という言い方をしたおぼえがある。先に歩を進めて足跡をつけてくれた人もなければ、方向や距離を教えてくれる地図もでまかせに思える。
だいたい、確かそうに見せているものとは、過去の似たものを寄せ集めた類推のかたまりなのだから。
わからないからおもしろいし、いままでになかったから難しいし、どきどきもする。」
これと似た比喩を04号の前置きに書いたばかり。
「雪の積もった平原を一人で歩いて、たまに振り返って自分の足跡を見るだけでも満足感は得られますよね。」
0403
インタビューから一部の固有名詞を外してほしいとの連絡が入る。「固有名詞でなければ何でもいい」というので、それっぽく整える。
0404
FGの雑誌記事を振り返る企画を少しずつ書くと、また少しずつ発見が出てくる。
面倒なことが降って湧いたように次々と訪れる。しかし、忙しい時の方がかえって作業が捗る。何も起きないと何もしないくせに、邪魔が入ると急にやる気になる。
0405
「世界塔の色玉の比率」を書き進める。意外なことにCDとアナログ盤では、ほぼ同じデザインで配色なのに、わずかな違いがある。こうした重箱の隅を突くような発見があるとは、丁寧に考えて良かった。タイトルはやっぱり「秘密」にしようかと思うが、少し大げさなのでやっぱり「比率」にするべきか。迷う。
0406
「世界塔の色玉の秘密」がいいかなあと思い直す。
「スピノザ的な考え方と小沢健二的な考え方」というタイトルを思いつく。しかしこれだと対立するようで、よくない。「どこか通じるものがある」くらいにしたい。「スピノザ的でオザケン的な捉え方」ではどうか?
いや、より単純に「スピノザとオザケン」にするべきか。
「スピノザを読んでいてオザケンの言葉を思い出す瞬間」
「スピノザを読んでいるとオザケンを思い出す」
など、悩む。
0407
タイトルは「世界塔の色玉の秘密」にしよう。とうとう書けた。
最後はこういう風にしよう、という予定からやや外れたが、よい着地になった。何かの「本質」に触れたような手ごたえがあるし、読み手に働きかけるので我ながら良い終わり方になった。
0408
また少し書き足して、「0」をつけた。
タイトルは「世界塔の色玉の秘密 (卒業試験つき)」とする。
短い文章が0から31まであるが、30周年だから本当は30ぴったりが良い。しかし「31」は付け足しなので実質的には30章だ。
岡崎京子の漫画で「神様」に向かって「死ね」というセリフがどこかにあったよなと、曖昧な記憶がふと蘇った。こういう時にツイッターで検索するとけっこうすぐ見つかる。「エイリアン」という作品だった。
神さま神さま いるんだったら 地球がポチの星のようにこわれないようにしてください
そしてあたしん家をもとどおりにして下さい お願いです
でも神さまはいなかった
神様のバカヤロウ 舌かんで死ね
0409
自由意志に関する原稿を書き始める。
0410
B氏の原稿がついに完成!!
年末からずいぶん経ってしまったが、ついに完成した。
B氏に「これからこういう内容を書こうと考えている」と、メールで二行ほどの大意を書いたら、少し頭がすっきりした。
中沢さんのインタビューが18ページ
Bさんの原稿が14ページ
Yさんのインタビューが12ページ
これを合計すると44ページになる。
自分は前置きが4ページ、原稿1と2と3で14ページくらい。
原稿4と5のうち4だけにして、それは6ページくらいとして合計24ページ。
目次とあとがきで+2として、
大体それで70ページくらいか。それなら01.02号と同じくらいに収まる。
0411
自由意志の話題は難しくなりすぎてはいけないので、ほどほどにする。しかし続く部分はもっとややこしい。とりあえず概要を示すだけ、表面を撫でるだけというつもりでないと、とても書けない。一日かけて、まあまあ進む。これを書き終えてしまえば、あとはどうにか四月中には終わる。
0412
「大塚さんを知るための12の扉」を書く。前書きと5項目くらい。本当は50項目くらい作って、分担して書くべきなのでこれも最初の一歩と考えて、そういうつもりで書いておいた方がいい。
0413
短い文章のつもりが、自由意志の次のパートが長くなってきた。しかしこれは自分にとっても読者にとっても価値の高い文章だと思っているので、端折ったりダイジェストで済ましたりはできない。一応最後まで書いてみてから検討しないといけない。
0414
「大塚さんを知るための12の扉」は60%くらいまで。
0415
とうとう01号と02号が売り切れた。最後の一冊が売れるまでに間が空いてしまったが、それでも一年でやっと売れたのでめでたい。
「04号は製作中、マラソンでいうと32キロ地点」とツイッターに書く。
自由意志に関する文章を読み返してみると、なかなかよく書けている。少なくとも文章に余計な力みや、変な難解さは入っておらず、わかりやすい。もう少しだ、がんばれ自分!と自分に言いたい。
0416
「デカルト→スピノザ」という流れを理解するためには、きちんとデカルトを読まなければならず、それはしんどいなと思っていたら、ヘーゲルの「哲学史講義Ⅳ」に整然とまとめられており、地獄で仏に会ったような有難味を感じる。
0417
自由意志や何やらを書き進める。75%くらいの地点まで来た。
センター試験の倫理のテストを元にした「試験に出る哲学」を読んで、かなり頭の中が整理されたように感じる。親切で平易な本なので、30分ほどで読めてよかった。
0418
神様に関する部分、ついに最後まで一応書き終えた。後は少しずつ直しながら、引用参考文献を書いたり、レイアウトを整えたりするくらい。
0419
スピノザの「私は人間の諸行動を笑わず、嘆かず、呪うこともせずにただ理解することにひたすら努めた」という言葉はどこに出てくるのか、ふと気になって調べてみたら「国家論」だった。
岩波文庫から翻訳を出している畠中尚志の「スピノザを訳した日々のこと」もついでに発見した。
戦中に訳されたものが今でもそのまま書店に並んでいるとは、当時から今に至る時代の流れ、変動の大きさを思うと胸に迫るものがある。
印刷するサイズにして調整してみると、自分の原稿の「色玉」が12ページくらい、神様の方が14ページになった。
0420
ページ数が増えて、普通に数えると80~90ページほどになってしまう。
少しスケールダウンしないといけないので、「大塚さんを知るための12の扉」は「11」に変更し、「ドゥワッチャライク」のガイドも「後篇」でなく「中篇」とする。
夜、「大塚さんを知るための11の扉」は何とか7割くらいまで書けた。あと2日でどうにかして残りを埋めたい。ページ数は7ページくらいだろうか。
「主要引用参考文献」を書く。端折っても長くなる。文字を小さくしてやっと半ページに入った。本当はブックガイド的にあれもこれも書こう、と考えていたのだが、書くとそれだけでもう2ページ増えてしまう。
0421
大塚さんの知り合いの誰に本を送るべきか、という件で某さんに相談する。
0422
あと少しでゴール、もうあと数時間ほどかければ完成に近い。余裕のある時ならすぐ書けるところが、やけに書くのがしんどい。自分がしゃっきりしない。仕方ないのでレイアウトの調整などをする。
0423
いろいろとやる。
0424
「渋谷に召喚される渋谷系」を送ってもらった。
Yさんのインタビューを少し直して完成。
0425
「大塚さんを知るための11の扉」がやっと書けた。
頭の内部の情報を実際に文章にしてみると、思いがけず書けることと、どうしても文章に入れにくい漏れと両方が出てしまう。
残るは「ドゥワッチャライク」と編集後記と豆新聞と****だけ。
0426
「ドゥワッチャライク」残すところあと8回分→夜11時に書き終える。
印刷所はGW休みが入るようなので、自分も04号をじっくり見直して内容をもう一歩だけ良くしてみたい。
0427
その他、残してあった部分を埋めたり、読み直したり、数字の間違いを発見して青くなったりする。
0428
最初から最後まで原稿を並べてページ数を振ると、全部で92ページになった。ほぼ3号と同じ。もし削らずに作っていたら、120ページくらいになってしまうところだった。
あとは編集後記と豆新聞と○○○○だけ。
0429
レイアウトを整えて、編集後記も書けた。たい焼きの尻尾の先まで餡こを詰めているようなもので、編集後記の最後の一行まで伏線を生かしている。
読み返してみると記事ごとに字の組み方が多少バラバラになっていて、そこが悪いような、バラバラだから記事ごとに少し印象が変わって良いような。
0430
ついに印刷所に入稿が完了。
完成して送られてくるまであと2、3週間かかる。
早速05号に書くべき内容を考え始める。
脳内のスペースが空いた感じがする。
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