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吉田仁「レクチャー&インタビューズ」関連のまとめ

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吉田仁「レクチャー&インタビューズ」(N4書房)の解説、補足的な記事、告知のまとめ
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#ZINE作り

N4書房の新刊

N4書房から久々の新刊、吉田仁著「レクチャー&インタビューズ」が販売開始となりました。 ミュージシャン吉田仁の、デビュー以前からの音楽活動をこの一冊にまとめています。 大学での講義録「FGの時代と音(サウンド)」の書き起こしに、のべ十数時間におよぶインタビューを収録しています。 楽器を手にした4歳時から、サロン・ミュージックの活動、近年のプロデュース作までを幅広く網羅。 内容充実の14万字(本文190P)、A5サイズです。 目次はこちら。 おまけとして二つ折り小冊子「こ

雑誌「フリースタイル」60号「ONE,TWO,THREE!」で取り上げていただきました

雑誌「フリースタイル」60号の「ONE,TWO,THREE!」で吉田豪さんにN4書房刊「レクチャー&インタビューズ」(吉田仁著)を取り上げていただきました。 数あるサブカル関連の作品から「AV女優ちゃん」「淡島百景」と並んで取り上げていただけるとは光栄です。 そもそも「本が売れない」と言われ続けている世の中で、当然のことながらZineはもっと世間から注目されにくい存在です。 それでも「この本を出したい!」という情熱を燃料にして制作、販売しているケースが多いのではと思います

タイトルが決まるまでの紆余曲折

N4書房の新刊「レクチャー&インタビューズ」は、シンプルでどうということのないタイトルのようですが、決まるまでには紆余曲折がありました。 私は大抵、タイトルを決めてから文章を書くことが多く、本づくりもたとえば「ベレー帽とカメラと引用」「牧村憲一発言集成」など、タイトルから逆算して目次や構成を考えて、本文に着手するという段取りです。 今回の吉田仁さんの本については、真っ先に思いついたのが「吉田仁の音作り」という平凡なタイトルで、さすがにこれは自分でも「駄目だろうな」と、ストレ

表紙のデザインについて

タイトルと同様に、表紙のデザインも難航しました。 そもそもタイトルが決まらなければデザインも決まらないものですが、それでも並行していろいろなパターンを考えました。 基本的に表紙には「タイトル」「著者名」「出版社名」が並ぶことになります。 何かワンポイントでもイラストを添えると、たちまち費用が増すのでそれは無しとして、原則はこれまでのN4書房の本と同様に文字のみで、入れるとしてもせいぜい〇や★だけを使う、という範囲で考えています。 実際、有名な出版社から出ている本でも、イラ