タイトルが決まるまでの紆余曲折
N4書房の新刊「レクチャー&インタビューズ」は、シンプルでどうということのないタイトルのようですが、決まるまでには紆余曲折がありました。
私は大抵、タイトルを決めてから文章を書くことが多く、本づくりもたとえば「ベレー帽とカメラと引用」「牧村憲一発言集成」など、タイトルから逆算して目次や構成を考えて、本文に着手するという段取りです。
今回の吉田仁さんの本については、真っ先に思いついたのが「吉田仁の音作り」という平凡なタイトルで、さすがにこれは自分でも「駄目だろうな」と、ストレ