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「牧村憲一発言集成 1976-2021」出典解説(A-Z)他

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「牧村憲一発言集成 1976-2021」の出典元AからZまでの解説と、関連記事のまとめです(いくつかの記事は有料)。 → Zine「ベレー帽とカメラと引用」06号では出典解説 A… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

出典解説A「ニューミュージック・マガジン」 1977年3月号 ニューミュージック・マガジン社

A「ニューミュージック・マガジン」 1977年3月号 ニューミュージック・マガジン社 1969年に創刊された雑誌「ニュー・ミュージック・マガジン」は、1980年に「ミュージック・マガジン」に改名し現在に至ります。 この号の巻頭特集は「マスコミの中の音楽 歌謡曲とその周辺」 というタイトルの下、 次のような論考が並んでいます。 「歌謡曲のリズムが変わる」平岡正明 「CMソングはタフな胃袋をもってる」牧村憲一 「劇バンには劇バンの苦労と楽しさがある」大野克夫 「加山雄

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出典解説B「宝島」 1978年11月号 宝島社

B「宝島」 1978年11月号 宝島社 雑誌「宝島」は1973年に創刊し、ウィキペディアによると、 「10年ごとにコンセプトを変え、アンダーグラウンド→サブカルチャー→アダルト→ビジネス誌→アングラ情報誌と、これまで全く異なるジャンルを横断」 と時代別にその特質が分類されています。 この号は創刊からわずか5年後の号で、紙質も内容もマイナー誌の香りがまだまだ残っています。 牧村さんのインタビューは特集「宝島式リクルート・ブック(マスコミ編)」の「音楽産業の部」で「キテ

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出典解説C「サウンド&レコーディングマガジン」1986年5月号 リットーミュージック 

C「サウンド&レコーディングマガジン」 1986年5月号 リットーミュージック 前の項目Bからは8年後、次のDから10年前と、このインタビューは前後にかなりの間があります。 インタビューを引き受けられた(意外な)いきさつに関しては付録に書かれている通りで、かつ異例ともいえる長いインタビューです。 小さい文字が横書きでびっしりと並び、文字数を数えてみますと、 横22字×縦60行が7列 横22字×縦57行が3列 横22字×縦45行が2列 およそ合計で15,000字に

出典解説D 「前略 小沢健二様」 1996年3月 太田出版

D 「前略 小沢健二様」 1996年3月 太田出版 本書は、刊行された当時も今もあまり褒められない、言ってみれば「オザケン」ブームに便乗して出しただけのような本として知られています。 ↓ 『クイック・ジャパン』五号で大好評だった“オザケン”特集に、大幅に追加取材を加えた決定版! フリッパーズ・ギター時代のプロデューサーと、伝説のフリッパーズ・ファンジン“FAKE”編集部との特別対談も収録。 ↓ 当時、「FAKE」に関わった私ですらこの本を立ち読みだけして、購入はしな

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出典解説E「STUDIO VOICE」1998年11月号 インファス

E「STUDIO VOICE」1998年11月号 インファス 「STUDIO VOICE」はサブカルチャーとアートをテーマにした大判の雑誌で、90年代の自分にとっては「興味のある特集なら買う」という距離感で、毎号を欠かさずに買うという時期はありませんでした。 で、2021年のある秋の日、ということは一年ほど前の今頃、突然、牧村さんから「何かの役に立つのでは?」と送っていただいたのがこの1998年11月号だったのでした。 さっそく開いてみると「BAD INTERVIEW」

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出典解説F「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」 2006年5月 毎日コミュニケーションズ

F「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」 2006年5月 毎日コミュニケーションズ 出典のFは単行本「ジャケガイノススメ ─ Beautiful Covers」です。 2006年に刊行された後、版元を変えて2014年には増補改訂(リマスター)版が出ています(表紙の写真は2014年版のもの)。 「本書と連動する形でSONY MUSICをはじめレコード会社各社より 「ジャケガイノススメCDシリーズ」もスタートの予定」とありますので、 CD販売と連動させ

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出典解説G「Digital Audio Fan」 2006年8月 毎日コミュニケーションズ

G「Digital Audio Fan」 2006年8月 毎日コミュニケーションズ 「Digital Audio Fan」は2005年創刊の音楽雑誌です。出典はVol.5の連載「日本音楽年代記」から。 この回のサブタイトルは、 「Magical Connection ~不思議な繋がり / 牧村憲一さんをお迎えして」 となっており、縦書き5段で6ページという、なかなかの量です。 内容は、音楽に関わったキャリア初期のフォークル、六文銭、かぐや姫との仕事に始まって最後はF