過去の通帳は日記のようだった。 The past passbook was like a diary.
来年2月の引っ越しに向けて、再就職までの待機時間を利用して、どんどん断捨離を進めています。先日、もう使っていない銀行や郵貯の通帳が出てきました。
ちなみに妻は10年日記を書いているので、ときどき「去年の今日は何してた?」と聞いたりしています。私は日記を書く習慣はないので、過去の記憶を証明できるものはほとんどありません。
断捨離の過程で発掘された過去の通帳(最古のものは、なんと昭和)は、まるで私の日記のようでした。給与振り込み(転々と転職している身としては懐かしい社名があったり、でも潰れていて無くなったり)、家賃や公共料金やクレジットカードの支払いの引き落としで、当時の自分の経済状態がわかります(昔は若いくせにゴールドカードだった(怒!))。バブルのころは、今よりもお金を稼いで今よりもお金を使って、日本経済を回していたようです(飲み歩いてタクシー乗って)。そういえばそうだった、と思ったのは、今はない銀行名の通帳があること(統廃合が進んだから)。それに郵政省の通帳にビックリ! 時代が進むにつれて、携帯電話の引き落としがあり(その後はスマホに変わります)、その会社も今は統合されて消えていたり(あらゆるところで統廃合が進んだ時代でした)、社会や経済の歴史を垣間見たような気がしました。
昔の通帳を見直して、いろんなことを考えさせられました。昭和のころ私は自分のことを中流だと持っていましたが、令和の今では下流を自覚しています。現代日本は、格差社会というよりも階級社会なのだろうと思っています。通帳を見て、いろいろなこと(楽しかったことや苦しかったこと)が蘇ってきましたが、通帳を残していても仕方ありません。結局、使っていない口座は解約して、過去の通帳も処分しました。
追伸
ネットバンキングは個人的には苦手です。昭和の人間としては、通帳は必要です。その通帳も有料化が進みそうで、今後どうなることやら。
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