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チャートの先生実地指南:「グランビルの第二買いシグナルの法則」

 今回はグランビル法則の「第二買いシグナル」、すなわち、株価が右肩上がりの移動平均線を割り込んだところが買い場となるケースについて、その裏にある心理状態に焦点を当てて解説します。

 以下の図1と図2をご覧ください。図2は図1の青矢印の後の株価の動きを示します。


GR20200512 図1

GR20200512 図2


 A、B、Cはいずれも株価が右肩上がりの移動平均線を下回った後上昇する「買いシグナル第二」が成り立つケース、Dは成り立たないケースです。
 この法則が成り立つ基本原理は、「移動平均売り買いコスト」であることから、売り方は「今のうち売った方が良い」と考え、買い方は「今のうち買い戻した方が良い」と考えることです。

そこで、同時に売り方と買い方の「均衡点」としての移動平均線が右上がりとなっている場合、明日も高くなる(右上がりのため)ので売り方は「売るのは明日でもいいだろう」と考え、買い方は「今日中に買っておこう」と考えることで買いの回転が効くためと思われます。
 A~Cはこうした回転が成り立つケース、一方、Dのケースは「だまし」となる場合です。

*A~Cのケースの違いはどこから生じるのか、またDはなぜ「だまし」になるのかについて、投資家の心理状態をベースとした詳しい内容の解説は個人向けの投資学習サイト、「資産運用のブティック街」(*)の「応用編・講座」で提供しています。

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(*)ご注意
当講座は投資判断力を強化することを目的とした講座で投資推奨をするものではありません。当講座を基に行った投資の結果について筆者とインテリジェント・インフォメーション・サービスは責任を負いません。

講師:清水洋介
大和証券、外資経証券会社、外資系オンライン証券会社などを経て、証券アナリスト「チャートの先生」としてテレビ・雑誌等に登場し、また、現役ディーラーとしても日々相場と対峙する。著書:ローソク足と酒田五法(パンローリング)など多数。

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