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選手回顧録 2021 投手編

独立リーグではNPBのように記録が残りづらい現状があります。そこで所属していた選手の爪痕を残すためにも短文ではありますがここに記していきたいと思います。
(文:はせこー)

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今回は2021投手

この年は、、
・2020年からの選手大幅入れ替え
・西地区初優勝
・リーグ準優勝
・BCL最終年


#11 中河成(なかがわ じょう)
阪南大~2021入団 右投

開幕前の期待値は大きかったが、オープン戦から調子が上がらず練習生⇔契約選手を行ったり来たり。2021年オフ自由契約。

5登板 0勝0敗 防御率37.13

#12 吉村大佑(よしむら だいすけ)
東農大オホーツク~2021入団 右投

サイド気味ですらない生粋のサブマリン。
12勝をあげ菅原と共に最多勝投手に。
120キロ前半から130キロくらいの真っ直ぐに80キロ後半の変化球。2022年も契約。

24登板 21先発 12勝4敗 防御率3.14


#13 國領浩哉(こくりょう ひろや)
中京高~2021入団 右投

高卒で将来性豊かな選手。怪我もあり公式戦では登板がなく、シーズン序盤に退団。最後は雨の中花束が贈呈され、ベースランニングを行い選手と守山のファンを沸かせた。5/19任意引退。

登板なし


#14 深津悠(ふかつ はるか)
市立岐阜商業高~2021入団 右投

右肩怪我の影響からかシーズンは5登板にとどまった。それでもプレーオフで2登板と2022シーズンへの期待を抱かせてくれた。翌日先発にも関わらずリリーフ登板したことも。2022年契約も怪我を理由に開幕前に任意引退。

5登板 1先発 1勝0敗 防御率5.40

#15 古屋剛(ふるや つよし)
高知FD~2021入団 右投

菅原・吉村に続く先発3枚目としてシーズン途中から定着。大事な試合ではクローザーを任される事もあり優勝に欠かせない選手であったに間違いない。登板時はよく雨が降るので「雨が古屋(降るや)」。2021年オフ自由契約。

26登板 13先発 4勝2敗2S 防御率2.96

#17 荒川翔太(あらかわ しょうた)
智辯学園高~2021入団 左投

チーム最多の29登板。高卒1年目ということもありやや苦しんだ印象。それでも将来性は高くNPBから調査書も届いた。滋賀球団は過去に兄も所属。2022年も契約。

29登板 6先発  3勝6敗3S 防御率4.87


#18 山田晴仁(やまだ はると)
ルネス紅葉スポーツ専門学校~2021入団 右投

北大津高出身の地元選手。キャンプでは基礎からやっていくと意気込みを話していたが、4/11自由契約。

登板なし

#18 岩田隼冬(いわた はやと)
高知FD~2021途中入団 右投

5月に高知より加入。シーズンでは11試合に終わるもプレーオフでは6試合に投げるなど2022年への期待を抱かせてくれる内容だった。オフシーズンは150km/hを目指しながら縦スライダーの練習を重ねた。2022年も契約。

11登板 1先発 2勝1敗 防御率4.41

#19 横山海夏凪(よこやま みなぎ)
八戸学院光星高~2021入団 左投

怪我で練習生契約のまま公式戦の登板なく退団。若いサウスポーとして楽しみな選手だったが現在は八千代AGEベースボールクラブにて外野手でプレーしている模様。5/12退団。(任意引退か自由契約かは不明)

登板なし

#19 一村智也(いちむら ともや)
高知FD~2021途中入団 左投

5月に岩田と共に高知から加入。苦しい投手事情を救うことが期待されたが登板数は増えず、怪我を理由に8月いっぱいでの任意引退を発表。

8登板 2先発 0勝2敗 防御率11.85

#20 野村賢介(のむら けんすけ)
三菱自動車京都ダイヤフェニックス~2021入団 右投

登板は全てリリーフでリリーフ登板数はチーム最多。防御率は決して低くなかったがリリーフ陣の中心にいた選手。抑えを任される事もあり2セーブを記録している。2021オフ自由契約。

26登板 0先発 3勝0敗2S 防御率5.06

#22 岡野乾造(おかの けんぞう)
カナフレックス~2021入団 左投

牽制が上手いサウスポー。登場曲である「Dreamer」は自身で歌っているものであり球場で販売されたCDは完売。2021年オフ自由契約。

23登板 1先発 0勝0敗 防御率6.38

#25 三吉央起(みよし おうき)
琉球BO~2021入団 右投

イップスも経験した右のサイドスロー。途中3ヶ月近くの練習生契約もあったがシーズン後半は大切な投手陣のひとりとして活躍。大の猫好きとしても知られ、三吉の横断幕には猫が描かれている。2021年オフ自由契約。

11登板 2先発 0勝0敗 防御率6.61

#34 菅原誠也(すがはら まさや)
愛媛MP~2021入団 右投

滋賀の絶対的エース。吉村と共にリーグ最多の12勝を挙げリーグ投手部門年間MVPを獲得。NPBから調査書も届いた。140km/h中盤のストレートとキレのあるフォークが持ち味。2022年も契約。

25登板 20先発 12勝4敗 防御率2.50

#42 ケン(渡邊 侃・わたなべ けん)
Fordham University~2021入団 右投

練習生契約で入団。しかし怪我が癒えず「故障の回復が見込めないため。」として退団が発表された。それでもボールボーイ等の裏方の仕事を頑張っていたことをファンは知っている。8/11自由契約。

登板なし

合計15名、途中加入2名、途中退団5名


この年の投手陣は菅原、吉村を軸に3枚目として古屋、4枚目が必要な時は荒川などの投手を起用。しかしながら、菅原、吉村の勝率が高く安定していることから中5日待たずして投げることも。その結果リーグの投球回順位では菅原が158 2/3回で1位に、吉村が152回で2位と滋賀の2人がTOP2となりました。単純計算で67試合✕9回=603イニング、約半分をこの2人が投げている事になり負担は計り知れないものがあったかと思います。しかし先発3枚以外の投手は苦しみ防御率はやや高め。そうなると優勝争いが見えてきた試合では球数がやや多くても完投を目指し、苦しくなったらリリーフで3枚のいずれかを出すことになってしまい、最後まで苦しい台所事情は否めませんでした。


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