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大学のコンテストに出た理由

11月7日に、フェザントコンテストと呼ばれる武蔵大学のコンテストに出場しました。

フェザントコンテストは、見た目や性別に捉われない、「個性」を重視し、参加者が「自分らしさ」を発信して競い合うコンテストになります。参加者は、SNSで自分の個性について発信しながら、コンテスト当日では、自分の好きなこと、やりたいことをを披露します。日本舞踊、ダンス、早着替え、ピアノを自分以外の参加者は披露していました。

自分はビートボックスを音楽として広めたいということで出場し、当日はビートボックスを用いた音楽のパフォーマンスを披露しました。人によっては、「たかが大学の文化祭の企画だろ?」と思うかもしれませんが、自分にとっては、とっても大切な日で、大事な思い出になりました。なので、ここでは参加した理由と、コンテストを終えた気持ちを書いていこうと思います。

なぜコンテストに参加したのか?

まず、フェザントコンテストに参加した理由は、色々理由はありますが、まとめていうと本当にタイミングが良かったからです。そもそもこういったコンテストには興味はなく、普段だったら絶対出ていませんでした。
コンテストの存在を知る直前は、ちょうど自分の行っていた様々な活動をやめて自分の好きな音楽をやっていくと決心したところでした。(そのお話はこちらでさせていただきました)

そんな時に、友達からラインが来て、

「こんなコンテストあるけど出てみたら?」

と、このフェザントコンテストのインスタのリンクと一緒にメッセージを送ってくれたのです。内容を見てみると、「個性を重視したコンテスト」「当日にパフォーマンス」というのが目に入りました。

これは自分のビートボックスの音楽を知ってもらうきっかけになると思い、初めて自分のビートボックスの曲をライブを披露する機会として、すぐに応募フォームを出しました。

「え、でもこのコンテストの他にもそういうステージなかったの?」

あったと思います。ただ、自分が「個性を重視する」というところに自分の思うビートボックスと自分が作っている音楽に対する気持ちが共感したのです。

まずビートボックス。これは自分にとって今は欠かせない自分の個性の一つだと思っています。コロナの期間中に、家ですることもなく、たまたまYouTubeで出てきたビートボックスの動画を見て、音楽としてビートボックスを好きになったのです。それ以来、ずっとビートボックスをし続け、それで音楽を作っています。ただ、ビートボックスはあまり音楽として受け入れられていると感じて来なかったのです。自分が軽音に所属しているのですが、ちょっとマイクでビートボックスをやると「うるさい」とか、あまりいい印象を持ってくれない人に出会います。そう言った人たちは恐らく悪気はないかもしれないし、本心でもないかもしれない。もしくはただ単純に自分が本当に音出すべきでないときに出してたのかもしれないです。でも、他の人がギターやドラムを演奏しても何も言わないのに、ビートボックスは楽器、音楽とは違うものとみなされているというのは、確かに感じました。でも、このコンテストなら、ビートボックスは音楽なんだぞ!と言ってパフォーマンスをしても受け入れてもらえると思ったのです。

そして自分の音楽自体の話です。現在、自分は、自分のお母さんがフィリピン人というのもあり、卒業制作でフィリピンにルーツのある日本在住の人の話を元にした音楽を作っています。音楽なら、こういった海外にルーツを持った人の話を、移民や”ハーフ”といってフィルターを通さずにその人たち個人として、いろんな人に届けられると思ったからです。そんな気持ちで音楽を作っていたので、今回のコンテストはぴったりなんじゃないかとも思いました。

そんなことを思って、フェザントコンテストに参加することを選びました。

本番前の感動

コンテストの当日までは、SNSでの自分発信と本番に向けての練習を行っていました。本当にSNSを続けるのも、本番当日のパフォーマンスの練習も大変でしたが、本当に素敵な参加者やコンテストの運営の方々と出会い、一緒に本番向けて頑張れたことが大きな思い出です。その中でとても思い出に残っている瞬間があります。それは、普通にビートボックスができることです。どういう意味かというと、普段は、人にうるさいと言われたこともあり、基本的にビートボックスは人前で全然しません。友達に「やってー」というわれても、いきなり人前でやるの恥ずかしいし、やってもみんながわかりやすい自分のやりたいものとは離れたビートをやっています。(友達になんかビートボックスやってーって言われた時の気持ちは、なんか英語喋ってーっていうのと同じぐらい嫌いです。)でも、コンテストの準備期間、特にリハーサルまでの待ち時間は、気づいたら人が周りにいても気にせず自分のビートボックスをしていました。リハを何回もやったので恥ずかしさが消えたというのもありますが、そもそもビートボックスをやっていても他の人が楽器を演奏しているように、ダンスをしているように受け入れてくれる環境があると感じたのです。参加者や運営の方の周りでビートボックスを夢中でして、ちょっと休憩していた時に、「あ、俺人前でこんなに自然にビートボックスしたことない」と気付いたのです。自分が受け入れられている気がして、静かにだけど震えるくらい感動したのを覚えています。そして、リハが全て終えて、本番を迎えてコンテストが終了しました。

本番を終えて

本番中の感じたことなのですが、コンテスト中、特にパフォーマンス中は、基本的に記憶はありません。大体ライブやる時はそうなので、この時に感じたこととか書けないのです。ただ、本番後は達成したことと、見てくれた人の感想による喜びと、「ああ、もう終わっちゃうのかあ」っていう寂しさをとても両方感じました。寂しさは感じたものの、見てくれた人が「本当にかっこよかった!」「勇気をもらった!」と、自分が披露した音楽に対していってくれて本当に参加できてよかった思っています。音楽として見られなかったビートボックス、自分が好きで作った曲でそんな言葉をもらえて、自分に対する自信と今後も音楽をやっていきたい気持ちが強くなりました。本当に関わってくれた人、参加者のみんな、このコンテストを作ってくれた畝位の方々、そして応援してくれた方、ありがとうございました。今回のコンテストの経験を活かして、自分の音楽活動をやっていきたいと思います。

稚拙な文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

Vivaこと長谷川大知

当日のライブ映像になります

自分の音楽作品はこちらになります





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