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土いじりの話

ステイホームが本格化した頃、マスクを求めに行ったホームセンターで植物を買いました。真ん丸なフォルムがかわいい、イングリッシュモスという芝生なんだかコケなんだかわからない謎の植物です。

確かに真ん丸なフォルムがとてもかわいい、某ロロノア●ゾロの頭の様だと推しの名前+ロロノアという名前を付けて育て始めること約1か月半、なんだか様子がおかしくなってきました。思っていたより縦に伸びる、なんか思ってたんと違う育ち方をしている、(私は地面を這う感じをイメージしていました)ただ推しの名前を付けてしまった以上大切に育てないわけにはいきません。毎日水をやり、日当たりがすこぶる良い特等席に置いて健やかな成長を祈りまくりました。

なんと昨日、花が咲きました。(え、もうモスってなに。)ググれどもググれども正解が出てきません、最早この子に正解などないのでしょう。とにかく元気に育っているようなのでもうそれだけでいいのですが、お花さいたわ~すごいねえ、とよくよく見てみたところ、アブラブシの発生を確認しました。私は怒りに震えました。(そりゃ密集環境でアブラムシにはもってこいな住処なんかもしれんけど)もはや某進●撃の巨人のアレみたいな気持ちで思いました。

駆逐してやる。

アブラムシの駆除法を調べてみたところ指でつまんで捨てるといった原始的な方法(面倒くさくて絶対いや)を始め、テントウムシの力を借りる、などと言ったメルヘンなものまで出てきました。メルヘンに行こうや、とテントウムシを探したところテントウムシもテントウムシキッズも見当たらずさなぎは4つ見つけるというなんだこれという展開。仕方なく確実に簡単に仕留めれそうな"歯ブラシを使って取る”という方法に落ち着きました。

ベランダで作業開始、妹にアブラムシ駆除メディキュットババアという不名誉な2つ名をもらいながらひたすらアブラムシを食器用洗剤を薄めたものに沈めるというサイコパスな行為を続ける中、なんと種を採取しました。推しの草、繁殖できるwww。というわけで綿に種を置いて発芽を心待ちにしています。(滅茶苦茶堅かったのとググった感じおそらくアブラムシの卵ではないようだったのでご安心を。)そんなわけでアブラムシもすっきりさようなら、先日育て始めたパクチーとニンジンもすっかり芽吹き家庭菜園は順調に進んでいます。

ステイホームという非日常が続く中、土いじりというものはなんだか不思議で土のにおいや水の冷たさ、植物1つ1つのデティールにも癒されるという何とも素敵なライフハックを発掘できた気がしています。(ドツボにはまってやり過ぎるとかえって自分の首を絞めることは某牧場●物語で学んだのでほどほどにしなければとは思います)イングリッシュモスが今後どんな姿になるのか、野菜たちが食べれるのはいつになるのか、わくわくしながら1日の片隅に植物と触れ合う、という時間を楽しみながら過ごす今日この頃です。


ご拝読いただき、ありがとうございました!

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