楽しい研修開発デザイナーになる瞬間

「あの時、起きた出来事は何だったのだろう。」

自問自答することってありますよね。引き寄せられたのか、吸い寄せられたのか、偶然だとか運命とか。起った事実は一つ、捉え方は人によって色々です。

ひょんなことから、ペップトークを学び、セミナー講師デビューした4年前。友人の強烈な誘いで名古屋まで飛んで講演会を聞き、衝撃を受けたことがきっかけでした。

当時は、まだzoomをやる人も少なく、Skypeで交流することが主流だった。朝6時に起きて朝礼をする仲間ができて、前向きな行動習慣を手に入れようと学んでいた日々。声だけのやりとりをしていたのが、次第に、実際に会ってみたいと思うようになったのは、仲間のもつ学びに向かう力に大きな魅力を感じたからだと思います。

もとはといえば、そう簡単に行動を起こせるほどアクティブではなかったのです。何か変わるかもしれないと言う期待感が行動を起こすエネルギーに変わったのでしょう。

いちどに学んだことが全て自分の体に残るわけではありません。長い年月をかけて、部分的に断片的に残った知識や技能がタンスの引き出しの中にしまわれて、何かを作り出そうと思った時に一つ一つの部品が融合しあって製品になる感じです。

例えば、じゃんけんをする。勝ち負けをするだけのもの、ミラーニューロンを活用してじゃんけんのルールを変化させ楽しむもの。リズムに合わせてパーカッションのように仲間と一緒に楽しむもの。様々なアクティビティーを通して、血流や体の変化を感じるアプローチ。体の動きと言葉の関係性、一致する感覚と、不一致の感覚を気づかせるワーク。これらを踏まえて、ペップトークのメソッドを体感的に理解する脳と体がワクワクする研修の流れを開発。受講生の反応を見る限り、「楽しくて、ためになって、参加して良かった!」と体が記憶する研修プログラムを提供できたと実感しました。

無形の価値であっても、形のある製品であっても、デザインすることに変わりは無いのです。開発には時間と労力が必要です。遠慮する事はありません。サービスとして価値を提供したときには、対価をいただくのは当然のことと考えましょう。もちろん、受講生にとって人生が豊かになる時間を味わっていただくようなものを提供することが大切です。

今日は100%楽しい研修を提供できたと自信を持って言えます。今あるものを全て出し切り、組み立てた時、新しい価値は生まれるのです。


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