悔しさをバネに育つ子ども

お休みの日にクロスカントリースキーコースに親子連れが練習に来ていました。

外周コースでタイムを測っていたようですが、はじめは転んでばかりいました。

何度も立ち上がってスキーを動かしては、また転ぶ。

それでも一周して戻ってくると、お母さんが、

「去年より速くなったね」

と声をかけていました。

ということは、歩くのが精一杯という状態だったということです。

その後、スノーモービルに乗ったり、雪だるまえおつくって遊んでいたので、もう練習はしないだろうと思っていました。

気がつくと、滑りに来ていた大人の後を追って、練習している様子が見えました。

おや?

よく見ると、クロカンには必須のストックをもっていないのです。

そして、なんと、スケーティングができるようになっていました。

大人の方は、坂を滑る見本を見せていました。

そして、1人目の子が、転ばずに坂を滑りおりました。

その後、あの転んでばかりいた子がスケーティングでさっそうと現れます。

坂を下りはじめましたが、失敗。そのまま下に降りるかと思ったら、はいつくばって上まで登っています。

そして、再チャレンジ!

2度目の挑戦で、転ばずに下まで滑走しました。

下にいた大人の方は、拍手で出迎え、子供がガッツポーズをして飛び上がって喜んでいます!

なんと感動的な場面なのでしょう!

たまたまとっていたムービーを親御さんにお見せしました。

「以前、練習に来た時、坂を滑ろうとした時に、

《怪我したらどうするの?》

と言われたことがすごく悔しかったみたいです。

『先生みたいにかっこよくスケーティングができるようになりたい』

って、ずっと言ってました。」

つまり、悔しさをバネに練習に励んできたということがわかりました。

運動があまり得意でもない子どもでも、

練習をして上手くなることは嬉しいことなのだと。

動機はいろいろですが、

子供のチャレンジする場をつくるのは、大人の役目だと、綺麗な心になった1日でした。


【今日の良かった探し】

コース整備でモービルのエンジンがかからず、腰を痛めてよかった!

〜どうしてですか?〜

子供の頑張りに元気をもらえたから!よかった^_^


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