みんな違ってみんないい

金子みすゞさんの詩に出会って、このフレーズをもとに一年間、学級運営をした経験があります。

そして、教科書に「大漁」が掲載され、多様な意見が出る授業に出会うきっかけをいただきました。

違う形でこのフレーズに出会いました。

「人はみんな違って当たり前」だと考える
『自分で考える日本の論点』(出口治明氏)

この章のトピックで、全盲の方が視覚障害者のための音声入力プログラムを開発されたエピソードが書かれています。

会社は当初、マーケットが小さすぎると拒否したそうです。

目の見えない人のためのプログラムが、多くのユーザーにとって使いやすい汎用性のあるものと認められたということ。

この出来事を、教育の視点で考えて見ます。

今、特別支援教育で培われた教育技術が通常学級の中でも有効であり、それをベースに学級経営を進めるのがセオリーとなっています。

つまり、人はみんな違うという前提に立って考え、一人にとって有益なものが、多くの人にとっても役に立つと考える。

そうすれば、多様性のある社会の中で、自分の存在が価値あるものとして認識することができると。

出口さんは言われます。

閉塞している日本社会のブレークスルーはそこにしかない

この言葉に、勇気をいただきました。

自分が考えて動いていることは、きっと世の中をよくする。

世界は、今、ここ、自分の周りで変わっていくと考えて、仕事に打ち込もうと。

今日も笑顔でいきましょう。


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