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3年ぶりのソウルで学んできた

2月3日から6日まで、ソウルに行ってきました。昨年9月頃に飛行機のチケットをとってからずーっと楽しみにしていて、楽しみにしすぎて緊張しまくった結果、出発前日には疲労困憊してました。笑

■ 戦争と女性の人権博物館・少女像を守る学生たち

今回、娘と一緒の旅でした。「戦争と女性の人権博物館」に行けたし、日本大使館前で少女像を守る学生たちとも話ができました。日本の政府が不誠実でほんと申し訳ない!と学生さんに話し、日本で買っていったキットカット抹茶味を差し入れしました(ネット検索したら、韓国の方に人気とありました)。

戦争と女性の人権博物館

■ 梨花女子大学ツアー

今回ふと思いついて、個人ツアーに申し込みました。参加者は私と娘だけで、梨花女子大学やその周辺を歩きながら2時間、ガイドさんのお勧めの店でトッポッキを食べたり(「この店のトッポッキが正しい味!」と言っていた)、おすすめの韓ドラを教えてもらったり、スタバの韓国第1号店に案内してもらったりして、ものすごく楽しい時間だったし、いろんな話をして韓国に友達ができた気分です。日韓の大統領・首相について、「彼は私の大統領じゃない!」、「私も、安倍さんも岸田さんも支持しないよ。私は日本の政府を変えたいねん」「そうだそうだ!」と意気投合しました。

ガイドさんは、私たちが日本人なので、通常なら案内するダークツーリズムの部分をスキップしようと思っていたそうです。でも、「戦争と女性の人権博物館」に行ってきた、と伝えたら「えっ、そうなん?そしたら行きましょう!」と言って、「平和の少女像」に連れて行ってくれました。

平和の少女像。大学生が寄付を集めて建立したそうです。

そういう遠慮をされるということ自体、複雑な気分になりました。韓国の方から見て、日本人の多くは日韓の歴史を学んでおらず、あるいは日本人は知りたくない、受け入れがたいのではないかと想像されているということです。(残念ながら、その想像は間違いではないと思います・・)

でも、史実は史実として、知ろうとしなければ。被害者の声を精いっぱい聴いて、二度とこんなひどい戦争犯罪を起こさないために次世代に伝えていかなければと思っています。

■ 梨泰院の事故から100日

光化門広場のあたりを通った時、梨泰院事故の追悼集会に遭遇しました。真相究明を求めているようでした。警察官の数がものすごく多くて驚きました。

韓国ドラマにも、デモや集会のシーンがよく出てきます。理不尽だと思ったら声を上げる人たち、他人とつながって連帯や行動で社会を変えようと思える人たち、そんな姿が描かれます。世界ではそのほうが当たり前なんじゃないのかなと思うけど、どうなんでしょう。日本は自己責任論が浸透してしまっているから、弱者はもちろん、被害者までもが自分の責任だと責められがちです。梨泰院の事故でいえば、「そんなところに行くのが悪い」というように。

でも、防げたのではないかと考えて真相究明を求めることは、再発防止につながります。構造的な課題が発見されれば、解決の道筋も見えてきます。徹底的な検証は重要です。自己責任論はこうした動きを閉じ込めて、社会が良くなる可能性を奪ってしまうから、私は嫌いです。

私にはこの集会の是非はよく分からないけど、たくさんの市民が座り込んで訴えている様子は強く印象に残りました。ついでに、娘はあまりこういうことに興味を持たないのかと思いきや、好奇心満々の野次馬で声のする方・人が多い方を見にずんずん歩いていっていて意外。冷笑よりも野次馬のほうがだんぜん人間的で良いです。

■ カンジャンケジャン、ハットクとケランパン・・

3泊4日、毎回美味しいお料理をいただきました。どうやって食べるのか不思議だったカンジャンケジャン(カニの醤油漬け)が珍しさもあって特に感動でした!屋台のハットクやケランパンも美味しかったし、念願のチメク(チキンとビール)もできました。

それにしても、出発前日までの疲労困憊がたたって初日に胃痛に襲われていたことが痛恨の極みです。暴飲暴食できる丈夫な胃があれば、もっとたくさん珍しいお料理を食べられたのに。屋台でおでんをアテに焼酎のむとか(ガイドさんは「チャミスルはケミカルだから体に良くない」と言ってました笑)、ハサミで切りながらサムギョプサル食べるとか、今回やり残したことは次回のお楽しみとします!

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