【SALZ製作日誌】2020.06.14 ぶるん!SALZ3始動
この週末で、とにかく工作を進めると決めていました。燃料を入れ、道具を揃え、準備はできています。後は自分のエンジンを掛けるのみ。
SAL3始動しました。
排水弁の製作
ペットボトルの上部を加工
まずは、ペットボトルの口を切り出す作業から始めました。カッターで口から5cmほど下の部分を切りました。手を切らないよう気をつけます。
クラフトのこぎりで口の部分をめがけて切ります。
2つ作成したのですが、1つ目は口から2mmほど残して切りました。残りの部分をヤスリで落としましたが、30分位掛かり手が疲れました。
2つ目は同じく、2mmほど残りましたが、再度際を狙ってのこぎりを入れ、ヤスリ時間を5分程にしました。
続いてキャップ部分に細工します。
真ん中あたりにキリを通し、リーマーで繰り広げます。
ビー玉との現物合わせで、これぐらいはみ出る感じで加工しました。ただ、キャップは柔らかいため、リーマーがきれいな穴を作ることができません。あとで、パテを塗るか、ゴムで受けるか、何かしらの対策が必要そうです。
排水口上部には、肥料カバーを取り付ける予定です。
上部トレーの工作
素材はPP(ポリプロピレン)。粘っこいです。
屋外用として耐候性が気になりますが、デモ機として十分であると判断し使用しています。
キリで穴をあけ、プラス・ドライバで穴をくり広げ、ハンドリーマーでさらに、必要な大きさまで広げます。
今回、常に意識したのは、作り方を説明できるか。他の人もできるか。ということです。
私は何度も繰り返しますが工作ベタなので、器用な人の真似はできません。また、ひたすら磨くような作業もできれば避けたいところです。
結論から言うと、やはり道具の威力はすごいです。ハンドリーマーで、ほとんどの穴をあけることができ、普通やらない長穴の加工もできてしまいました。ドリルでは無理だったでしょう。
電動ドリルとホールソーでもできると思います。
給水管と排水口、そして今回、サーボモーターをいい場所に取り付けようと、長穴をあけ、頭だけ飛び出すようにしてみました。
オーバーフローからは給水管と給水モーターのケーブルを出してきます。オーバーフローの数を減らしたため、能力低下して水がトレーから溢れてしまうことを恐れて、VP20からひとまわり大きいVP25を使い、そのジョイントを取り付けるため、Φ32の穴を開けています。
工作するときは高出力のモーターを使いたくなりますが、消費電力やマイコンからの制御を考えると選択肢が少なくなります。電力問題に関してはSALZ1/2で電池駆動をあきらめたので、USBアダプターから途切れない電力を得ることができます。SALZ3では持ち出しのデモンストレーションも想定していますので、モバイルバッテリでの使用も考えています。
M5ATOMに機器を繋ぐ
M5ATOMにはGPIOとGrove用コネクタが搭載されています。水分計、サーボモーター、リレーを接続するにあたり、接続方法について考えました。
SALZ1ではobnizにピンを挿しました。obnizではソケット毎に役割を決められるため、このソケットはGNDだと宣言するだけで良かったのです。
SALZ2のESP32は元がピンだったので、ブレッドボードを用いて、配線しました。ということは、GNDの分配も難なくできました。
ではSALZ3ではどうしましょう。当初のもくろみはGPIOに挿せば良いかなと考えていましたが、GNDの分岐を考えると、はんだ付けや難しい工作が大変そうで悩みました。
現時点ではブレッドボードにピンを立て、M5ATOMを載せて配線しようと思っています。
ここで壁に当たりました。
マイコンのスイッチどうするか問題です。SALZ2での教訓を活かし、SALZ3では水分計の閾値を自由に設定できるようにしたい所です。
M5ATOMはLEDパネルが押しボタンになっておりこれをうまく使えないかと考えました。
6軸傾きセンサー+ボタンで閾値をアップダウンさせる仕掛けはできないものか?でも、この方法は装置にマイコンを固定した場合、装置全体を傾けなければなりません。
となると、今ある機器に追加でボタンをつければよいのではないか。
探したところGrove2ボタンモジュールというのがありました。
うーん、悩む。
これをつければ、パーツが増えるし、このパーツを取り付ける方法でまた悩むことになりそうです。
であれば、装置にマイコンは固定せず、何とかM5ATOMだけで機能を実装したい。まずは実験から取り掛かることにしました。
5*5のディスプレーを活かす。
M5ATOM Matrixの最大の特徴、5*5LEDディスプレーを有効活用できないものか。言う訳で先にnoteに書いたスピンオフ記事ができあがりました。
こんな感じで、LEDをコントロールできるようになりました。ボタンのチェックもできます。
6軸センサーはサンプルで試したので、かんたんに扱えます。
こんな感じで仕上がりました。
右に傾けてボタンを押すと閾値が増加、左に傾けて押すと減少します。現在の姿勢がわかるよう、インジケータ表示しています。
まあまあのできです。
今回の課題は、
・傾きの判定に対して、中立を作った方がよい。
・操作モードのオン/オフが切り替えできるとよい。
というあたりでしょうか。
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