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棚場での電源確保について

私はこれまで、SALZやかんすい升など、盆栽に関係する工作を行ってきました。その中には、電子工作も含まれており、そのほとんどは、コンセントからの給電に頼っています。

屋内で、ちょっとした電源を使用したい場合、USBコネクタはとても使い勝手がよく、ACアダプターを使ったり、モバイルバッテリーを使ったり、様々な代替があります。

屋外で、なおかつ長期間の利用を考えたとき、常に頭を悩ませてきたのは、安全な電源の確保でした。ネットで情報を漁り、書店や本屋で情報収集し、通勤、散歩の際には電柱、水道管、ガス管などの配線を観察して、知見を広げてきました。電気工事士の資格を取り、自分で配線する。もしくは、業者の方に依頼する。が一番なのだということもわかってきました。

必要な対策を施して、安全に電源を取り回したいと考え、現時点での私の工夫をご紹介します。
ただ、基本は素人DIYの範囲のことなので、お勧めは致しません。試される場合は、自己責任にてお願いいたします。

まずは、濡らさないこと。

雨水、水やりの水、湿気などから、コネクターや装置を守る必要があります。水に濡れると漏電やショートの危険があります。

日光に当てないこと。

直射日光に晒すと、ケーブル、コネクター、装置共々劣化していきます。
多少は消耗品と割り切って、使い勝手を優先しますが、ある程度は保護したいものです。

保守しやすいこと。

私の素人工作では、よく不具合が発生します。
結構頻繁に、装置の具合を見るために、ふたを開け閉めします。
この開け閉め自体に誤動作のリスクがあります。必要であれば、一部を透明にし、開け閉めしなくても中の様子が確認できるとよいと思います。

ということで、工夫したのは以下の点です。

保護ボックスを何かしらの方法で吊り下げます。

ひっかけでもいいし、ポールに結んでもいいし、自立式のポールを立ててもいいです。私のスパークヒットはダイソーのワイヤーネットとスタンドの組み合わせです。200円で、こんなのが手に入ります。

保護ボックスを床に置けばよいと思っていた時期もありましたが、それはNGです。後述する「保護ボックスからの線は必ず下から引き出します。」を行うためには、保護ボックスの下部の空間を上手に確保する必要があります。

保護したい内容物を板に貼るか吊るします。

工場の入り口付近に、大きなべニア板に、電力計やブレーカーを貼り付けていた意味が今ようやく理解できました。
内容物を板に貼ると、固定されます。内容物が固定されると、ケーブルも固定されます。これが、重要なポイントです。
ケーブルも板に固定できれば、なおさらよいです。板がないときは、側面の壁に貼り付けるとよいと思います。

この場合はボックスに収めるだけになりました。

保護ボックスからの線は必ず下から引き出します。

最初は密閉する必要があると思い、最小限の穴をあけて後はパテで埋めて処理すべきと考えていましたが、保護ボックスは密閉しない方がよさそうということが、うっすらわかってきました。
ただ、水の浸入は避けたいので、線は必ず下から引き出し、たるませます。
家屋用の電源引き込みや、街灯の配線、配電盤の配線など、全て下から線が出ています。

保護ボックスの中身を常時見るか見ないかでボックスの考え方が変わります。

100均の密閉容器は様々ですが、食品容器、弁当箱、コンテナボックスあたりが使えそうです。
透明容器は内容物を直射日光に晒します。不透明でも、100均のプラスチックはPPなので、直射日光を浴び続けるとボロボロになってしまいます。ここは、短期間の観察用と割り切り使用するのも一つです。劣化が始まったら、速やかに廃棄するか、交換します。

スロップシンク横に屋外用コンセントがあります。ここから10mの延長コードを用います。
以前、屋外用コンセントのないベランダで電源を取るために、エアコンダクトに延長コードを通して使用していました。その時は、漏電が怖くて、トイレで使う漏電コンセントを挟んで使用していました。

この延長コードの先にテーブルタップをつなぎ3つ口とし、今回使わない2つは予備コンセントにします。USBのACアダプターからUSBハブをつなぎ、4PORT、2コンセントを確保できました。
このようなベースができると、簡単に屋外の電子工作を試すことができるようになります。

#屋外用 #DIY #電子工作 #コンセント #USB電源 #ダイソー #ワイヤーネット

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