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ブルージュ 美しい街美しい人


いつもなら駅近のコンドミニアムのような一室を借りるのだけれど、ブルージュは選択肢が少ない上に少しお高かったので、少し離れているものの妙に評価がよいホームステイタイプの部屋を予約していた。


チェックインして、私の部屋は三階の部屋だと通された。
たぶん子供部屋だったのだろうか。今では洗面台が付いて冷蔵庫や湯沸器も置かれてすっかりスタイリッシュな客室だった。2階のバスルームも簡易シャワーが置いてあるのとは訳が違う、広くて綺麗でしっかりとした造り。備品も生活感があるのにスタイリッシュで、マジでこんな家に住みたいと思った。
ひとつひとつ行き届いたサービスに彼女が旅好きで世界を回っていたことがわかった。
彼女の娘や旦那とのツーショット写真もところどころに見つけた。
彼女がとても愛情溢れる人だとわかった。
とあることでわかったが、たぶん彼女の娘と私は同い年くらいだと思う。
8時に起きてくれば朝食を用意してあげるよと言われたので、次の日はムクッと起きて朝食を食べながら少し話ができた。


彼女はフリーランスのグラフィックデザイナーらしい。元美術教師だそうだ。洗練された家を見てそのセンスにも頷ける。


彼女が一枚の写真を見せてきた。江ノ島と富士山が写った写真。前に江ノ島に宿泊してとてもよかったそうだ。他にも、東京・京都にもいったらしい。


「ブルージュは日本でいう京都みたいなとこでしょ?」
「違うわよ。あなた今日観光するんでしょ?規模が全然違うわ。ここは歩いて観光できてしまうもの。」


そうこう話してるうちに時間が来た。
9時からボランティアの仕事があるから先にいくわねと。荷物は置いておき、鍵は取りに来た時にドアのポストへ返す段取り。なんのボランティアかまでは聞き取れなかったけど、とてもやりがいがある仕事だと言っていた。


彼女を見送って、ご飯もお腹いっぱいまで食べて、ありつけたwifiで明日からと今日の予定を整理しながらゴロゴロ。疲れと居心地がよくて、結局チェックアウトの時間まで居てしまった。


もっと暇を持て余している面倒なご婦人かと思ったら、スタイリッシュに生きていて距離感が心地よい素敵なマダムだった。



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