2021年に書かれたコラムなのだが、結構重要なことが書かれている。韓国人が世界一と誇るというハングルだが、「1443年に李氏朝鮮第4代国王のセジョン(世宗)大王が公布した「訓民正音」で、セジョンが韓国語・朝鮮語の記録に適合した固有の文字を創るために考案した」ということで、朝鮮での発音を表現するための文字だ。明の属国だった朝鮮では、当然漢字だけを使っていた。言葉は、朝鮮語なので、庶民は朝鮮語は話せるが、漢字は読めない。漢字は、発音が違うので、漢字の読みと朝鮮での読みが異なる。これは、日本でも同じ。
朝鮮では、漢字以外の独自の言葉を持つ民族は野蛮という小中華思想で、日本を倭と呼んで蔑み、モンゴルも同じく独自の文字を持つとして蔑み、女真族も同じく独自の文字を持つので蔑んでいた。女真族は、その後、部族を統一して「金」となり、その金が中国の明を攻め滅ぼして、清となる。朝鮮は、新興勢力の金をバカにしていたので、明との戦いの際にも、清を無視し続けていた。そして、金が明を倒して清になった時に、朝鮮の王は、三跪九叩頭の礼を持って、清からの使者を迎えた。
まずは、中国の使者の跪け(ひざまずけ)の号令から始まる。
一叩頭の号令で手を地面につけ、額を地面に打ちつける
二叩頭の号令で手を地面につけ、額を地面に打ちつける
三叩頭の号令で手を地面につけ、額を地面に打ちつける
起の号令で起立する
これを3回くり返すので、合計9回ほど手を地面につけ、額を地面に打ちつける。
頭を地面に打ち付ける必要があるので、額から血が出る。それを清の使者に朝鮮の王が行うのだ。清は、朝鮮から受けた扱いを覚えていたからだ。
その中国(清)の使者を迎えたのが迎恩門で、その迎恩門は、日清戦争で日本が清に勝って、朝鮮の独立を認めさせた際に、破壊されたが、その後「独立門」として新たに建てられた。
その「独立門」は、日本から独立を記念して建てられたと嘘を教えている。
朝鮮時代に、蔑んでいた国(日本、モンゴル、清)の属国になっている時点で、歴史も残酷な一面が見えてくる。
さて、話は戻り、ハングルはその後、漢字以外の文字を使うのは野蛮だという認識から、ずっと使われていなかった。
「1910年の日韓併合当初、一般庶民の識字率は6%ほどだったとされる。併合当初、普通学校は100校ほどだったが、1943年には6年制の国民学校(小学校)が5960校にまで増えた。日本統治時代の学校ではハングルを教え、識字率が22%まで上がった。
多数の韓国人は日本の統治が韓国語・ハングル学習を弾圧したと誤解するが、それは1936年以降、「内鮮一体」の短い期間だけであった。半島の至る所に小学校を作り、学びやすいハングル教科書を普及させたことは、日帝の半島統治のために肝心要だった」
と書かれているように、日本が奴隷制度の廃止と学校教育を朝鮮全域に広げた。100校が5960校に広がったというのは、ほぼ全ての人に教育が行き渡ったと見ていいだろう。
併合当時の学校も、両班という貴族階級向けの学校だけだろう。朝鮮語がわかる朝鮮人に一番最適な言葉は、ハングルだとして、日本が普及させた。普段話す言葉で文字を書くのだから、簡単に覚えられる。ハングルを普及させたのも、日本だ。
韓国となって、その後、あれだけ漢字以外の文字を使う民族は野蛮だとしていたのに、漢字を使うことを廃止にした。日本では、今でも漢字を普通に使っているのに。
なんでも、韓国は極端だ。漢字も中国からのもので、ハングルは朝鮮時代に作られたが、使われずに廃れていたのを普及させたのも日本。ここでも、自分達では何もやっていない。
独立門の経緯も嘘をついて、ハングルの普及についても嘘を教える。その嘘で固めて歴史では、本当の事は見えてこない。
そのまま何も知らないほうが幸せかも知れない。