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セーラームーン 21話〜30話までの口上と見どころまとめ

セーラームーンの公式チャンネルにてアニメシリーズが順次公開されている。視聴期限があるものの、全話公開なので記念として各話で見せるセーラー戦士たちの口上ならびに見どころを残していこうと思う。

21話 戦いの最中にボーカル付きのBGMを流す回

星の巡りの導きにより、若きアニメーターのひろみがエナジーを持っていることを突き止めたネフライト。制作会社に忍び込み、ひろみの鉛筆に呪いをかけるも会社に向かう際、道路を赤いスポーツカーでぶっ飛ばしていた為すぐに亜美ちゃんに見つかった。

セーラームーン・マーズ・マーキュリーの口上
マーズ「こどもたちの夢を育むアニメと!」
マーキュリー「若き情熱を利用するなんて!」
セーラームーン「アニメ好きのお姉さんたちは怒ってるんだから!」
「「「月に変わってお仕置きよ!」」」

最強の妖魔と呼ばれ、連携を強みとしたカストル・ポルクス。マーズやマーキュリーの技をそのまま写し取って攻撃する抜群のコンビネーションを見せるも、どちらがとどめを刺すかで揉めてしまい、あっさり倒された。もっと友情を大切にするんだったと叫びながら消滅する姿に切なさがつのる。

見どころは覚醒したひろみによる宣戦布告としての「もう私はぶりばりぶっちぎりよ」というワードチョイス。

22話 姫ご乱心の回

宝石産出国ダイアモンド王国の姫が来日、幻の秘宝も公開されるとの報せに各勢力がムーンプリンセスならびに銀水晶ではないか?と疑う。

強引なやり方で物事を進めようとするネフライト(三条院まさとの名前で生活する色男)に噛み付くゾイサイト(口調が女性的に誇張された妖魔)、上司になぜ失敗続きの彼を起用するのかを確認すると「苦しい立場で必死になっている」と返され、同情由来のものであることが判明。上司も上司だ。

自分はイバノビッチ王国の王女であると名乗り、無理やり会場入りするうさぎ。セキュリティ甘いな〜。

先日恋のエナジーをしぼりとった相手である大阪なる(月野うさぎの親友)を発見したネフライト、なるに妖魔を取り憑かせ、銀水晶ではないかと目される秘宝を奪おうとするが、憑依したなるの皮膚が全身紫色に染まってしまった。

セーラーマーズの口上
「あたしのタキシード仮面様は、永遠の命よ!」

ダイアモンドプリンセスの口上
「道を開けろ!歯向かうものは大いなる支配者の生贄にするぞ!」

セーラームーンの口上
「愛と正義の美少女戦士、セーラームーン! 純真な王女、プリンセスダイヤに乗り移った妖魔め!ずぇったいに許さない!」

「プリンセスダイヤを惑わすなんて、破廉恥な!月に変わって、お仕置きよ!」

終盤にて秘宝は2000カラットのダイヤモンドだと判明。世界最大カラットのダイヤが1109カラット、59億とのことだから最低でもその倍はすることがわかる。

見どころは仮面舞踏会で踊るペアがコピペで増やされている所と、妖魔にとりつかれたプリンセスダイヤが秘宝を奪い、口汚く罵りながら猛ダッシュする所。

23話 娘を持つ母の気持ちを思うと同情する回

三条院まさとに恋をしていることをうさぎに告げたなるちゃん。恋する相手がろくでなしだということを伝えなければいけない板挟みにあう回。

冒頭からクイーンベリル(妖魔をまとめる上司)が呼び出しに出てこないとブチギレている。にっちもさっちも行かなくなったネフライトは最後の策として、目的の銀水晶の位置を示すコンパスとして黒水晶を召喚。黒水晶が示したのはうさぎの親友の大阪なるだった。のちに黒水晶のサジェストがそこそこいい加減であることがわかる。

なるを騙すネフライト。口ぶりが完全に小物。まんまと騙されたなるは母親の持つ水晶を盗みだすことに成功するも、ただの珍しい水晶だということがわかる。なるのお母さんの演技が堂に入りすぎて突如非行に走った娘を持つ母親の心労の半端なさが伝わる。

セーラームーンの口上
「ちょっとまった!乙女の愛を利用するなんて、恋愛詐欺罪で逮捕しちゃうわよ!愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!月に変わって、お仕置きよ!」

セーラーマーズの口上
「セーラーマーズ、見参!」

セーラーマーキュリーの口上
「セーラーマーキュリー、見参!」

愛する人をかばうため、セーラームーンの放ったムーンティアラアクションを身を挺して守るなるちゃん。気風が良い。庇ったことに対して思うことはないのかと叱責されるも「借りは返した」とだけ発言するネフライト。心がない。なぜなら妖魔だから。

見どころは突如現れた妖魔のデザインが結構怖いところ。

24話 各セーラー戦士の口上が確定する回

セーラームーンがなるちゃんの名前を知っていたことから、大阪なるの知人ではないかと推測を立てるネフライト。珍しく筋が通っている。

銀水晶は人間の体内にあるのではないかと目論んだネフライト、20秒ほどかけてスキャンをした後に「ない」と結論付けた。結構時間とったぞ。

タキシード仮面の口上
「美しきセーラームーンに敗北は似合わない、わたしが相手だ」

ネフライトに刺さったエナジーを吸う木の根を素手で抜こうとする大阪なるの献身っぷりは一見の価値がある。普通に泣いた。

セーラームーンの口上
「まちなさい!愛し合う二人を邪魔するなんて、性格悪いわよ!月に変わって、お仕置きよ!」

セーラーマーキュリーの口上
「水でもかぶって、反省しなさい!」

セーラーマーズの口上
「火星に変わって、折檻よ!」

見どころはネフライトの変化。1話に盛り込む要素と展開が多いのに散漫にならない素晴らしい回。

25話 記念すべきセーラージュピター初登場回

大いなる支配者を復活させたクイーンベリル(妖魔を統べる上司)、大いなる支配者の完全な復活のために虹水晶を集めることを指示される。最強の妖魔七人衆は虹水晶のかけらに封印され、人間に転生し、記憶を失ったまま生きていることが判明。純然たる敵としての妖魔ではなく、元妖魔の人間という一段階掘り下げた展開となった。

冒頭からうさぎに絡む不良達をボッコボコにする木野まこと、強くて優しくてかっこいい。それにしても不良達、女子中学生に絡むとか恥を知らないのか。

うさぎのいる学校に転校するも、喧嘩して放校になったという噂のせいで孤立していたまことに屈託なく話しかけるうさぎの心の清らかさよ。まことの「なぜだかみんなが怖がって口を利いてくれない」という言葉に返答せず、まこちゃんと呼びかけながら別の話を進めるうさぎ、人としてできてるなぁ。

虹水晶のかけらを宿した人間の一人、クレーン荒らしのジョー(クレーンゲームの景品を片っ端から取るオタク)、実は転生者として備えていた超能力で景品を取っていたことがわかる。「自分の能力は有効につかわないとな」とかっこつけていたけど、もっと使いみちあるだろ。あと喫茶店の中では帽子を取れ。

妖魔ゲーセーンにシュープリームサンダーを叩き込むも、元は人間であることを指摘され、とどめを刺すことができない。そのために新しく与えられたムーンスティックによるムーンヒーリングエスカレーションで浄化する手法が取り入れられた。それ自体は良いのだけど、浄化した際に妖魔が「リフレッシュ!」と叫ぶあたりは完全にふざけていると思う。

見どころはことあるごとに「ゾイ!」と言い放つゾイサイト。転生した割に身に纏わる文化が新しい妖魔ゲーセーン、彼は電子音を放ちながら攻撃してくる。

26話 牧師が妖魔ボクシーとして墓地をリングに変える回

愛するネフライトを失った大坂なるを慰めに家に赴くも、失恋・チョコレートパフェとすべての地雷を踏み抜く海野。うさぎもそこは最低限の情報共有してから行きなよ。

セーラー戦士のリーダーにうさぎを選んだことを告げるルナ、思いの外うさぎの評価が低い事実を指摘される。

傷心旅行として横浜中華街に向かうが、最初に行った先が墓地という傷心旅行にあるまじきチョイス。大坂なる、乗り越える時間はいくらかかってもいいけど今墓地に行くのはやめとけ。

セーラームーンの口上
「そこまでよ!神聖な場所での悪事、これ以上は許さないわ!月に変わって、お仕置きよ!」

墓の上に立ちながら口上を叫ぶセーラームーン。場所を選んで。

タキシード仮面の口上
「紳士たるボクサーは麗しき乙女を殴るものではない、優しく抱きしめてあげるものだ」
窮地を救ったタキシード仮面、うさぎを抱えながら言う口上は素晴らしいが着地場所が墓の上だ。場所を選んで。

「I'm champion lovely punch」「I'm king of king」「I'm campion triple puch」とオリジナリティの強いセリフを喋る妖魔ボクシー、リングとなる墓地でファイティングポーズを維持したまま走ったり、浄化された後も「あなたは神を信じますか?私は信じます。汝隣人を愛せよ」と告白したりと歴代の妖魔の中でも大変個性がある人だった。

全てが終わった後にネフライトを手当する際につかった遺物(パジャマの切れ端)を海野につかう大坂なる。乗り越えた……。

見どころは冒頭のあらすじ解説にて「神に代わってお仕置きよ!」と結構スレスレなことを言ううさぎと、ムーンスティックを前方に掲げながら墓地をダッシュするうさぎ。漁夫の利で得た虹水晶をめちゃくちゃいい笑顔で我が物にするタキシード仮面。

27話 OPが一新される回

OPが一新、めちゃくちゃ力が入っている。5人目の戦士ヴィーナスもフライングで参加しているし、うさぎがセーラー戦士の探しているムーンプリンセスであることを示唆している。

銀水晶を手に入れるために必要な虹水晶のかけらを宿した少年・浦和良。転校早々、未来予知の力をもってテストで満点を取るなどしている。ゲーセンのUFOキャッチャーで無双してる男より有効活用している。

うさぎとまことの学力がトントン(うさぎ586点 まこと601点)であることが明かされる。中学校二年だと10教科くらいか?

セーラームーンの口上
「まちなさい!夜空に月がある限り、どんな悪事も見逃さない!愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!」

セーラーマーキュリーの口上
「同じく、セーラーマーキュリー!只今参上!」

セーラームーンの口上2
「ゾイサイト!純真な男の子の気持ちを無理やり変えてしまうだなんて、卑怯よ!(もともと妖魔であり、それが真の姿だと指摘するゾイサイトに対し)許さない、絶対に許さない!」

一件落着後、再び転校することになる浦和良。優等生の亜美ちゃんに対して引け目を感じる事なく対等な視点で話をするあたり、本当に良いやつ。

見どころは正体を知られたセーラーマーキュリーが見せる、セーラーマーキュリーとしてのポジションを崩さず会話を続ける頭の良さと、遠くから見守るも、出番がなくてそのまま徒歩で変えるタキシード仮面

28話 ムーンスティックの感知範囲がガバガバな回

冒頭から虹水晶の欠片7つのうち2つを奪われ、最強の妖魔7人衆も3人倒されたことをチクチク列挙するクイーンベリルに猶予をくれと頼み込むゾイサイト。

虹水晶の宿り主である有名イラストレーター夢野ユメミ。期せずして彼女のモデルに選ばれた衛とうさぎ。縁の糸を感じる〜。自身がイラストに沿うような華やかな見た目でないため自画像を偽りながら活動するユメミに対して彼女の素晴らしいところを沢山伝えるうさぎの心の清らかさよ。

ユメミの家に突入するゾイサイト、ガラスをぶちわっての登場。個人宅だぞ。ワープできるんだからもう少し考えてほしい。

うさぎの口上
「そうはいかない!!夢いっぱいのやさしいゆめみさんを連れて行くなんて、許せない!愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!月に変わってお仕置きよ!」

タキシード仮面の口上
「早々と退場か!許さん!」

妖魔ビーナの攻撃方法が、宙に浮かんだ羽ペンで描いたものを具現化するというものなんだけど、描くのが基本岩というのもいい。虹水晶を巡っての戦いが妖魔、タキシード仮面、セーラー戦士の三つ巴の戦いになってるのいいなぁ。

見どころは、ムーンスティックが感知する範囲がガバガバなところと、目的のひとつ(ユメミを人間に戻す)を忘れてタキシード仮面にときめくセーラームーン。

29話 完全に戦いが惰性と化したマーズを拝める回

冒頭から前方不注意でぶつかったことでまことに罵られるもときお兄さん(うさぎの想い人の一人、ゲームセンターで働いている大学生)、出会い頭に罵られるも、すぐさま謝罪し相手を気遣う声をかける兄さんは徳が高い。まこちゃんは本当にかわいい。それにアプローチがエグいくらい強引。

虹水晶のかけらはもときお兄さんの恋人、れいかにあることが判明。留学かもときお兄さんと過ごすかの二択に悩むれいか。結果としてキャリアを選ぶれいかは最高。

セーラームーン・ジュピターの口上
「愛と正義の、美少女戦士、セーラームーン!」

ジュピター「今日の私は!」
セーラームーン「いつもと違う!」
二人「「失恋パワー、一万ボルト!ボーイフレンド募集中!」」

セーラームーン「月に変わってお仕置きよ!」

タキシード仮面の口上
「虹水晶は貴様には渡さん!」

マーキュリーの口上
「実験器具は、大切に!」

ジュピターの口上
「資源の無駄遣いはやめましょう!」

見どころは土曜の朝から押しかけた挙げ句、そこそこでかい声を出しながらやる気をだす木野まこと。「原生生物は全ての生命の源、そしてお前自身でもある」とややIQの高い煽りをする妖魔リコウケイダー。本当に手がかりがないのに戦いの場にかけつけるマーズ・マーキュリー。

30話 レイちゃんのファーストキッスが見れる回

冒頭から月見をするレイの祖父、彼が虹水晶のかけらの持ち主だったことが判明。神通力によりゾイサイトを一度撃退するまでに至る。すげえな……。

弟子入りした雄一郎に無茶な修行をけしかけ、失敗したら「グズ、ドジ、のろま」と罵倒する祖父。モラハラジジイかつすぐに情緒が乱れて泣き出すあたりDVの気質があるが、妖魔の気質がそうさせたのだと説明していた。本当にそうかな。

レイに一目惚れした熊田雄一郎と恋仲を深めさせようと易者に変装するうさぎ、彼女の易者としてのセンスが「今すぐそこでキスすれば恋は実る」という無茶苦茶なものであるせいで、レイから絶縁されてしまう。

セーラームーンの口上
「おまちなさい!私の可愛いお友達の、レイちゃんをいじめるなんて、ゆるさない!」「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン、月に変わってお仕置きよ!」

見どころはレイの飼っているカラス、フォボス・ディモスに襲われるゾイサイトのはなったセリフ「私は生ゴミじゃないのよ」

まとめ

だんだんと複雑になっていく人間関係にわくわくする。戦いの質が簡単に倒してはいけないというものに変わったのは当時見てた時は全く気づかなかった。推しの木野まことちゃんが登場したあたりで面白さにブーストが掛かった。

あとはネフライトだなあ。心を持たない妖魔が愛を知るという展開。その愛が歳も若い中学生からの愛だというのもな〜。良い。きっと成熟した大人の愛ではネフライトは気づかない。愚直に相手を信じて相手のために生きようとする心とそのきらめきが最大限に発揮されるのはあの年頃の子供だからこそだと思う。あれは性に由来する愛じゃない。中学生であそこまで人を愛して、その上先立たれた大阪なるの人生、想像するだけですごい。

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