受話器が怖い
会社勤めになってから早半月。やっと慣れてきたなって思うことがある。
それは、電話対応である。
初めのうちは怖くて電話に出ることすら出来なかった。上司には、「失敗したっていいからガンガン出てみて」と言われた。上司にそんなことを言われなくてもやるつもりだったが、これがいざコールが鳴って赤ランプが点滅するとカチンと手の動きが止まってしまう。先週の木曜日や金曜日はずっとそんな調子だった。仮に受話器を取ったとしても、対応がたどたどしくなってしまう。緊張のせいだと思うが、正直マジで呼吸が乱れ、挙句の果てには部活の大会の時くらい胸元と手が嫌な感触で震えていた。
目に見える次元での自分との勝負。そう思うことにして、今週の月曜からは積極的に電話を取って取り次いでいた。月曜日の段階で、手の震えや不気味な胸騒ぎは無くなり、徐々に冷静に対応出来るようになってきた。今週はまだ半ばであるが、すでに自分の成長を感じ、充実感を得ている。
習うより慣れろ、案ずるより産むが易し。色んな似たような言葉があるが、その通りなのかもしれない。しかし、慣れてくれば自ずと次のステージに移るということ。電話対応の次の課題は、滑舌のレベルアップだろう。自社名すら微妙な言いきれていないのは、ちょっと恥ずかしい、、、。
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