『検索から生成へ』ChatGPTを検索ツールの延長と思っている人は読むべき
皆さんはChatGPTを使っていますか?私は会社でも(ようやく)利用許可が下りて、いろんな場面で使ってみている段階です。
「〇〇考えて」とか「〇〇について教えて」のような感じで聞くと、大嘘こいてきたり、「信用できないなぁ」と思って使うのをやめてしまった方もいるのではないでしょうか。
私もその一人でいわゆる、検索ツールの延長のような間隔で、どうしても調べものをするような感覚で使ってしまっている状態でした。
本書のスタンスとしては、そういった人に読んで欲しい。
「まだまだ、あきらめないで。生成AI使えないとやばいから!」
といった内容になっています。
本書では、コンピューターの登場から100年の歴史を振り返りつつ、「これから何が起こるのか?」について掘り下げられています。
その中で重要な概念が「テクニウム」です。
テクニウムは、
・必要性が生まれる前に技術が生まれる
・普及した技術は、必ず他の技術を取り込む
・技術は普及すればするほど安く、小さく、軽く進歩する
・技術は進歩することをやめることができない
という意味です。
例えば、GPUも最初は、コンピュータグラフィックス、特にゲーム用のものでした。それが、現在は科学技術計算などこれまでCPUがやってきた領域にどんどん浸食しています。
そして性能もどんどん向上し、AIの学習にも必要不可欠な存在になっています。
このテクニウムの考え方に則ると、ChatGPTなど生成AIも、今後さらに進歩して普及してくると思いませんか?
実際問題、
・ChatGPTで画像を処理できない→9/25に画像を読み込んで処理させることができるようになった
・画像生成はできない→10月には、有料会員限定で使えるようになった
など、私たちの手元まで来ている技術でもこれだけ変化しています。
今後もますます進化していくことは確実なので、私たちも検索ツールとしてではなく、生成AIの活用に慣れていかないといけません。
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