【MLB】HOUファンが選ぶ!プロスペクトランキング(23Midseason編)【HOU】

はじめに


こんやっぴー、空き箱です。我らがアストロズは2020のようにWC滑り込めるかどうか程度の球団になってしまいましたが皆様お元気でしょうか?

さて、メジャーがこんな体たらくですので(勝率5割は上回っているので贅沢な悩みかもしれませんが……)、最近はマイナー傘下を追うことも多くなってきました。誰の贔屓がファーム焼け野原だって????????

↓ここ暇な人以外読まなくてもいいです。早く本題に行きたい方は "ランキングの決定方法" の見出しあたりからご覧ください。



まあ最近は贔屓の参加を放り出しNorfolk Tides(BAL傘下AAA)ばかりウォッチしているんですけどね!ガハハ!
Adley RutschmanやGunnar Hendersonは卒業したものの今季好調のHeston KjerstadとかConnor NorbyとかMLB経験者で言えばKyle StowersやTerrin Vavraもいますし野手はなかなか面白い面子が揃ってます。投手はGrayson Rodriguezくらいしかわかりませんすいません。Colton CowserとJordan Westburgが見事MLBに昇格したので、野手枠としてAAで好調のCoby Mayoが上がってくるかもしれませんね。
と書いている間にCoby Mayo、そしてManciniの三角トレードでHOUから加入したChayce McDermottがNorfolk入りするそうですね。McDermottは兄弟もNBA所属のアスリート一家であり、その高いポテンシャルを活かして奪三振の山を築いています。コマンドが難点なのでどれだけ四球を減らすかにMLB昇格が掛かってきそうです。元HOUのプロスペクトでもあるので、ぜひMLBで投げる姿を見たいですねえ。
……でもって筆が遅すぎてMcDermottのNorfolk初登板が終わってましたね()
Mayoのほうは昇格後初HRも出て結果を出しましたが、McDermottは3回3失点2奪三振と彼らしくない結果になってしまいましたね。特にまだまだ時間がかかりそうです。筆の遅さによりどんどんNorfolkの追記が増えていく……
(ここまで早口)(閑話休題)




…………はい。どこのファンかわからなくなったところで本題に移ります。

今回はぼくのTLに燦然と君臨するHOUファンのお歴々に協力していただき、アストロズのプロスペクトランキングを作成してみよう!という試みです。協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました!

どのように集計したかを以下でご紹介します。

ランキングの決定方法

協力していただいた皆さんには、Top10までのランキングを作成してもらいました。今回は単純に1位を10pt、2位を9pt……10位を1ptとして集計し、合計ptが高い順で順位を付けました。

加えて、ワクワク感を重視して今回は10位から順に紹介していきます。それではどうぞ!!

Houston Astros Top 10 Prospects 

9T. Trey Dombroski  LHP  6pt. 

Top10とか言っておいて9位はタイで2選手でした。まず一人目はコントロール70の男ことTrey Dombroskiです。昨年のドラフト4巡目で指名した、いわゆるアンダースロット大卒投手戦士たちの一人です。

プロ入りしてからもコントロールの良さは光っており、今季79IPでBB/9は2.85、K/9は11.16(!)と良い成績を残しています。ただHR/9は1.25と、少し被弾しやすいのが気になります。球速ないししゃーないやろ

MLBでバリバリエースをしている姿は思い浮かびませんが、優秀なイニングイーターとして活躍する姿は容易に想像できます。ネックである球速が伸びれば更なる可能性が芽生えそうです。

9T. Quincy Hamilton  OF  6pt. 

9位の二人目はHOUの石田雨竜ことQuincy Hamiltonでした。25歳の彼の一番のストロングポイントはBB%の高さでしょう。プロ入りからどの階層でも10%以上のBB%を記録しています。またK%も今季は21%と高すぎるわけではありません。

今季AAAに昇格後は109PAで.242/.330/.453と苦戦しています。特に長所のBB%が二桁を割りそうな所まで落ちているのが気がかりです。

外野すべてを守れる選手ではありますし、身もふたもないことを言うとかつてのBryan De La Cruzのように今季のトレードチップとしては有効活用できそうです。1:1でブルペン補強出来たら御の字じゃないですかね。ちょっちきついか。

8. Luis Baez  OF…?  7pt.

僅差で8位に躍り出たのは本当に謎の男()Luis Baezでした。つい最近にAに昇格しましたが、それまではDSLやCPXにいたので本当に情報が少ないです。どうやらトラッキングデータが良いタイプの選手なので、HOU好みではあるようです。

……と、ここら辺から協力者の方々から頂いたコメントも紹介していきたいと思います。情報がないのを誤魔化してる?まあまあ……

この程度でもトップ10に入れないとやっていけないのがアストロズのつらいところ。正直A上がるまで何も言えないみたいなところもあるが、去年DSLでハードヒットの割合が50%を超えていたらしいのでそれなりに期待したい。

匿名希望さんより

19歳のドミニカンで(ぼく世代✌️)マイナーで打ちまくってるけど、マジで何者なのか知らないので誰か教えてください。下位で天井が高そうなのは彼か。

ABさんより

この通りHOUファンでも彼の情報に飢えているので、どなたか詳しい方いたらご一報ください。


6T. Colton Gordon  LHP  30pt. 

この順位から獲得ポイントがぐっと増えてきて、ほぼ全員がTop10に入れているような選手になってきます。

6位の一人目はWBCイスラエル代表にも選ばれたColton Gordonでした。昨季は40.2IPながらK/9は12.39、BB/9は驚異の1.33でした。今季は開幕AAからスタートし、序盤は不安定な投球を見せるも79.2IPでK/9が11.30、BB/9は3.28と見れる成績になってきました。

Dombroskiと同じくエースという感じではありませんが、安定した投球でイニングが食える投手になればいいかなと思ってます。

TJ明けの去年、AとA+で無双して今年はAAでもそれなりの成績を収めている。 アストロズ傘下の投手として見ればかなり頑張っているが、冷静に考えれば24歳でAAそこそこかつ天井が高い投手ではなさそう。MLBに滑り込めれば儲けものくらい。

匿名希望さんより

6T. Jacob Melton  OF/1B  30pt.

同じく6位二人目は去年のドラフト2巡目のJacob Meltonでした。ドラフト2巡目と期待が高いだけに、プロ入り2年目ですがポイントが集まる結果となりました。純正の左利き(左投左打)で、外野手だけでなく1塁守備にも挑戦しています。去年の契約後は少ない試合ながら4HRを記録し、HOUファンの期待を膨らませていました。

今季は開幕A+スタートで、BB%が13.3%、K%が21.5%と悪くない選球眼をしているのに対して、打率が.238と低めなのがネックかなと思います。また現在はCFを主に守っていますが、メジャーレベルでもCFが守れるのかが気になります。まあ昇格はしてくるでしょうと思ってはいますが、リプレイスメントレベルなのかレギュラークラスなのかが焦点になってくるでしょう。

四球と三振が多く、打率の低さを長打力で補うスタイルは結構好きなタイプだが、 流石にA+レベルであれば3割前後は欲しい。 チャズやマイヤーズあたりのラインを目指してもらって。

匿名希望さんより

5. Joey Loperfido  OF/1B/2B  32pt.

トップ5の一番乗りは今季絶好調かつ大注目のJoey Loperfidoでした。21年ドラフト7巡目と決して良い順位ではないところから22年にはAからA+に昇格し、今季はAAまで昇格しています。外野だけでなく1塁、2塁も挑戦している守備も注目でしょう。(本人はCFが好きらしい)

今季はA+では.265/.297/.529と好成績を残し昇格しました。AA昇格後も打撃の好調は衰えるどころか勢いが増し、.292/.397/.551というスラッシュラインを残しています。まだまだAAなのでメジャーの舞台までたどり着けるかは未知数ですが、期待は高い選手です。

個人的に1番推している選手。ユーティリティ性があり且つ打撃もいい。特に出塁能力に長けている印象。 今年も好調だが、これだけ打ってるのにAAAに昇格しないのはトレード要員だからでは?と現地ファンの間で囁かれている。勘弁してください。

ヒイロさんより

1B、2B、CFなどを務めながら、打力と走力も光るUTタイプのプロスペクト。A〜AAまでを順調に上がりながら今年は既にAAで15HRとパワー面の成長も感じられます。(190cmある!)
メジャーでもここまでの打棒を発揮するとは考えにくいですが、それでも平均以上の水準で貢献してくれるUTになれるか期待です。

ABさんより


ここからいよいよTop3(でもタイがいるので4人)です!




3T. Spencer Arrighetti  RHP  40pt.

まず3位の一人目は、投手の中ではトップのポイントだったSpencer Arrighettiでした。彼は前述したLoperfidoの1巡前、21年6巡目で指名されています。昨季までどの階層でもK/9は12以上という圧倒的な奪三振能力の高さを見せ、今季満を持してAAAに昇格しました。

奪三振能力の代償として、四球の多さがネックとなっています。ただしそれもBB/9が3~4台で収まってはいるので、目を瞑れる範囲ではあります。

弊贔屓の最近の方針である、「コマンドの良い投手をかき集める」方針とは逆の投手です。しかし、コマンドが悪くとも奪三振能力の高さで昇格し、MLBで好投をしている先例があります。そう、今季の新人王(予定)のHunter Brownです。AAAでも変わらずに三振を奪い、このルートにArrighetteも乗れるのならば、昇格、そしてローテ定着まで行けるのではないでしょうか。

投手で個人的に一番期待してるのはSpencer Arrighettiくん。序盤は打ち込まれたものの5月から立て直し、5/14には7回9K、5/30には5回12Kと覚醒。制球にまだ課題を残すものの今季中の昇格が期待されます。雰囲気がなんかMcCullersっぽい。

ABさんより

3T. Colin Barber  OF  40pt.

3位のもう一人は怪我がないようにお祓い行ってくれランキング1位ことColin Barberでした。(今季は結構出場してますけどね。)
19年ドラフト4巡目、$600Kのスロットでしたが$1Mで契約しました。ちなみにこの後の5巡目はHunter Brownであり、HOUファンはここが1巡目と2巡目だと錯覚している人が多いそうです。1巡目がKorey Leeだからなんですが……

今季はAAスタートで、ここまで.251/.358/.442と何とも言えない成績です。高卒でのプロ入りであり、まだ大卒相当の年齢だと考えるとAAで戦えているだけ良いんじゃないでしょうか。BB%はキャリアでも2桁を維持できており、安定した成績を残しています。まだメジャーまでには時間がかかりそうですが、その分大きく育ってほしいものです。

怪我が多い選手だが、とある記者によるとアプローチの良さはAlex Bregman並とのこと。 試合に出れば打つ選手で今年はこれまで非常に順調。AAでそれなりに活躍してるものの高卒でまだ22歳と若いため、まずは今シーズン完走してほしいところ。

ヒイロさんより

2. Ryan Clifford  OF  55pt.

惜しくも2位となったのはバンダービルトで活躍する姿も見たかった男であるRyan Cliffordでした。22年のドラフト11巡目でスリップした彼を、余ったスロットをかき集めなんとか獲得しました。

昨季の大卒アンダースロット投手陣は彼の契約金のために乱獲したと言っても過言ではありません。冒頭でも言った通り、バンダービルト大への進学が内定していましたが、彼はプロの道を選びました。

初のフルシーズンとなる今季はAで.337/.488/.457という成績を残し昇格、A+でも.265/.365/.519と好成績です。特徴は何といっても四球の多さ。A+昇格後はBB% 9.5%とまずまずくらいですが、Aでは少ないサンプルながら20.7%と見たことのない散歩っぷりを見せていました。そもそも19歳でここまで戦えているだけ上出来でしょう。アスリート性の高さも相まってかなり期待できる人材です。

開幕はシングルAで無双、A+でも最近無双し始め、運動能力があるSeth Beerと評する人も居る。バンダービルト大に進学予定のところから11巡目指名されオーバースロットで入団したが、大学を卒業する年よりも早くMLBデビューするかもしれないくらいの才能。 嬉しいたらればだが、GilbertがAAではなくまだA+に居たら1位はCliffordにしていたと思う。

ヒイロさんより

1. Drew Gilbert  OF  58pt.

1位はやはりこの男、HOUの未来ことDrew Gilbertでした。昨季ドラフト1巡目で加入し、契約直後も輝かしい活躍……とはいかず、フェンスに激突しシーズン終了の大怪我をしてしまいました。ファンは悲しみに暮れ、怪我直後のヒューストンの街は三日三晩曇天に包まれたそうです。嘘です。

今季はA+でスタート、.360/.421/.686と圧倒的な成績を残しAAに昇格しました。AA昇格後は怪我を押しての出場もあり、.236/.346/352と低調になっています。

それでもアスリート性の高さを含め評価は高く、今季ドラフト前のMLB PipelineのTop100ランキングにも名を連ねていました。CFに残れそうなのも、コーナーがTuckerとAlvarezで埋まりそうなアストロズにとってはありがたいでしょう。(まあ今はMcCormickが絶好調ですが)

ミニッツジェイクさんから頂いたコメントが良かったので、こちらを紹介してランキングの締めとさせていただきます。

どう見ても他球団と比較して層が薄く不安になるのですが個人的には層の薄さより体調不良のGilbertに長期の休養を与えない球団のコンディション管理能力の方に不安を強く感じます。
フロントや現場には細心の注意を払って虎の子のプロスペクトを育成してほしいと心から願っています。

ミニッツジェイクさんより

編集後記

ここまで読んでいただきありがとうございます!HOUファンのエッッッッッもとい叡智を集め、納得感のあるランキングになったのではないでしょうか。参考までに全員の順位を(名前を伏せて)載せておきます。

全員のランキング。上位はほぼ変わらず、下位で各人の個性が出る形に

GilbertとCliffordの2トップから始まりやはり上位~中位は皆さん同じような選手を選んでいました。惜しくも選外となった選手たちで言えばZach DezenzoJustin Dirden、投手で言えばRhett Koubaなどが複数人のランキングに入っていました。ちなみにMichael Knorrとか入れてる一番左の人はぼくです。だってこの球団投手の方が伸びるじゃん。

重ね重ねにはなりますが、快く協力していただいた皆様本当にありがとうございました!僕一人では成しえなかった企画であり、自分一人ならまたしても筆がポッキリいっていたと思います。逆に何か企画やる時は協力惜しみませんので是非呼びつけてください!

それでは、おつのまき~

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