鵜木選手育成型期限付き移籍そして熊澤選手加入について
前提として鵜木選手が熊澤選手より劣ってるとは考えておりません。
ネルシーニョ監督は若手選手を見限るとすぐにレンタルに出す傾向があり、そのまま片道切符でいなくなる選手が大多数です。鵜木選手の場合2年半の間面倒を見ていたことは伸びる選手と確信があったのでしょう。あくまで移籍がこんな流れじゃないかなという推測です。鵜木選手移籍で悲しんでいた方が多数います。コロナ禍でクラブとして表立ったファンサービスが難しい状況でTwitterを通じてファンサービスを行なっておりそれも相まってサポーターから愛されていた選手でした。
さて、本題に入ります。
あくまで状況証拠でしかなくもちろん契約書などの物的証拠はありません。
まずは熊澤選手の経歴に軽く触れます。
ゲキサカさんのファイルを添付しました。ご覧ください。
特に2017.2018年高校サッカー選手権2年連続で決勝に進みどちらも惜しくも準優勝になってしまいましたが2018年は大会優秀選手に輝くなど素晴らしい経歴です。2017年インターハイ決勝では決勝点も決めています。
鹿島アントラーズ関川選手と同い年です。
1つ上の世代に浦和レッズの宮本優太選手がいます。
現京都監督曹貴裁がパワハラ問題で流通経済大学を指導していた時にいた選手なのでハードワークと戦術理解度共に高いレベルであることはほぼ間違いありません。ポジションはアンカーからFWまでどこでもこなせるマルチロールな選手です。
レイソルに例えると椎橋選手から細谷選手のポジションができるということです。
争奪戦を制して大学有力選手を獲得したレイソル強化部は素晴らしいです。今季好調の副産物だと個人的に考えます。
ゲキサカHP
ここからはあくまで個人的な推測です。
①.流通経済大学サッカー部中野監督と熊澤選手の加入交渉において、熊澤選手とポジションが被る選手の放出を加入条件とした。
できるポジションを鑑みると、消去法で放出候補は山田選手・戸嶋選手・鵜木選手の3人となる。その中でも特に出場機会を得られてない鵜木選手が出場機会をもらえるチームに移籍したいと判明。ネルシーニョ監督は手元に置いて育てたい。だけど鵜木選手の意志も尊重したい。だが完全移籍は避けたいので、レンタル先を探したがレンタル常連のアビスパ福岡がJ1にいてレンタル先を探すのが難航。そこで中野監督ルートで鵜木選手のレンタル先を見つける約束で取引する。
②.中野監督はサッカー界だけでなく各方面にも顔が利きます。過去に水戸ホーリーホックを指揮をしていただけでなく水戸ホーリーホックは自ら出資して作ったクラブであり、元役員です。監督としては1年で解雇になりましたが、それでも他のクラブよりは融通が効くはずです。
長らくレイソル-水戸間の移籍はないですが中野監督の経歴を見れば辻褄が合います。
そして鵜木選手を育成型期限付き移籍。
③.福岡以外のレンタル先を新規開拓したいレイソル
J1昇格のためにレンタルでもいいから有力選手が欲しい水戸
熊澤選手を試合の出れるチームに加入させたい中野監督
三者の利害が一致して話がまとまる。
鵜木選手最後のベンチ入り7/16（H）札幌戦
翌週に熊澤選手練習参加判明
8/8鵜木選手水戸へレンタル移籍発表
9/1熊澤選手来季加入発表
熊澤選手の発表はもっと早いと思っていましたが
何かしらの事情がありやっと話がまとまったのでしょう。
お盆のルヴァンカップで浦和関係者席で観戦してたのも目撃されており浦和と争奪戦だったのでしょう。
浦和レッズの春季キャンプに参加してる中からよくひっくり返したと思います。
熊澤選手加入発表の前に鵜木選手のレンタル移籍発表は鵜木選手へのレイソルとしての温情でしょう。
おそらく流れはこんな感じでしょう。
レイソルは育成型で移籍させることができたことで鵜木選手の給料を払わなくて済むはずなので、財政難のレイソルからしたらしてやったりのはずです。
さらに、2017年橋口選手以来流経大から加入がない中で、中野監督とのパイプを作ることに成功したのでレイソルにメリットがあると思います。
レイソルは財政難であり、ユースからトップに上げるか大学から引き抜くという方針に今後なっていくのが予想されます。流経大は来季以降も有力選手が沢山います。流経大から選手を加入させてくれるのは今後のメリットとして大きいです。
余談ですが、流経大卒の年齢の近い先輩のいる浦和レッズではないかというとポジションが被ってることも要因だと思いますが、中村慶太選手と武藤雄樹選手と栗沢コーチがいるレイソルの方が大人の事情を理解できて話が進みやすいと判断したのでしょう。
現場にとって移籍はビジネスです。この様な裏があってもなんの不思議はありません。
今季終了後のオフに熊澤選手とポジションが被ってる選手が放出される可能性もあります。新しく入るポジションの選手の椅子を空けるのはスポーツ界だけじゃなく一般社会でも同じです。
鵜木選手には水戸で成長してレイソルに帰ってきて欲しいと思っています。ただレイソルはレンタルバックにはかなりシビアでアビスパ福岡以外は帰ってこない印象があります。
移籍期間の記載がなく23歳までとなると2年間で最低ラインが水戸をJ2プレーオフに進出させることが条件となりそうです。頑張れ鵜木選手！
柏レイソルHP
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