夏休み読書4冊目
8月になりましたね。職場では研修ばかりで、なかなか教材研究など自分のしたいことができずにいます。研修も意味があるものであれば、喜んで受けるのですが・・・ 最近気づいたことがあります。何も予定を立てなければ1日はあっという間に過ぎていくことです。私はどうも1日のタスクを決めなければダメなタイプの人間のようです。しかし、タスクを決めすぎると予定の変更にうまく対応できないので、何とも言えないですね・・・
読書4冊目
「算数授業研究 特集 確かな知識・技能が定着する授業」筑波大学附属小学校算数研究部,東洋館出版社
○読む目的
「主体的・対話的で深い学び」このキーワードに踊らされている時期が長かった。徹底指導?反復学習?こういった学習を嫌っていた時期があったが、それは間違いであることに気付いた。「知識・技能を定着させるためにはどうすれば良いのか」何かひとつでも掴むきっかけになればと思い読むことにした。
○感想
「繰り返すこと・反復練習する」こういった学習ももちろん必要不可欠である。しかし、これだけではだめだということが分かった。坪田先生が「子どもが自らの発想で体験的に学んでこそ身につく知識となる。」と述べていた。確かにその通りであると思う。教科書を開いて公式を教え、反復練習を繰り返す。そうすることで、その公式を使いこなす技能は身につくかもしれない。しかし、時間が経てば忘れ去るだろう。そうならないためにも、公式を創る過程を大切にしなければならないと思う。反復練習はそれからでも遅くはないと考える。
職場でよく「テストの点数を上げてくれ」という風に言われる。そもそも目的が異なっているが、ただ問題演習を繰り返すだけのような教育はしたくない。反復練習を少しでも愉しいと思えるような工夫、授業を考えることができる教師でありたい。
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