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クラフトビールについての個人的あれこれ

国内のクラフトビールをあらかた飲むと、次は海外のそれが気になってくる。
おらが村から遥か遥か遥か遥か北、試される大地にとても大きなビール専門店がある。
行ってみたいなぁ…行きたいなぁ…と指をくわえカタログページを見る日々である。

海外のクラフトビール缶は、国内のそれに比べてよりインパクトのあるデザインが多い。

連想ゲーム的な思考で、海外のビール…海外のビールを飲むキャラで特に印象的なのが、映画「スーサイド・スクワッド」のキャプテンブーメランだ。
別段カッコいいキャラというわけではない。何か特殊能力があるというわけでもなく、ただブーメランの扱いがめちゃくちゃに上手というだけの男だ。
だが、ビールを滅茶苦茶うまそうに飲む。本編でも何度かロング缶のプルタブを開き、がぶ飲みしている。

話がそれてしまった。
どうにも、器の小さいぼくは日本語で「ビール」と書いてあるビールに対して何となく「ダサいな」という偏見を持っている気がしてならない。
クラフトビールも種類だけは見るが、基本はジャケ買い。
要するに、他にはない何かで恰好を付けたいのかもしれない。
誰も居ない一人暮らしの部屋で、だ。

しかし、逆にアメリカ人も似たような感覚を持っている人がいるのではないかと思っている。英語でつらつら描かれたビールなんてクールじゃない。日本の漢字が書かれたビールは一方でなんてクールなんだ、と。
結局のところ、その本質は同じだろう。

さて、そんな我儘なぼくにも嬉しい話がある。
日本でも海外から移住した人がブリュワリーを始めるケースは意外と多い。
ベアードビールやWest Coast Brewingなどが代表的だ。

West Coast Brewingのひと缶。個性的でセンスに溢れている。

見よ!このデザイン!
まさにアメリカ!パスポートなしでアメリカの風を感じる!

これだよこれ!こういうのだよ!と言わざるを得ない。
一人でテンションが上がる。
缶のままがぶ飲みしてぇ~~!
などと思ってしまう。

そして、国内ブリュワリーでもオシャレなデザインが増えてきた。

Be Easy BrewingのUNUUNU。ポップなイラストが飲みやすさをアピール。
うぬうぬとは青森の方言で「慌てる、急ぐ」という意味だとか。
猫と女性の写真が芸術的な趣さえ感じられるNara Brewingのビール。
ここは猫がイメージのビールが多い。

最近はイオンモールがクラフトビールの扱いを増やしてきた。
といっても、専門店程ではない。RPGで言えば、最初の方の町の装備屋くらいの品ぞろえだ。
それでもクラフトビール供給なんぞ殆どない田舎住まいのぼくにとっては、まさにオアシス。
気が付けば何千円以上もビールに使うこともある。さぁ買うぞ!と意気込むのだ。

居住圏内にクラフトビールの風が、もう少しでも吹いてくれることを祈るしかない。
未だにビールはラガーのみ。アサヒか麒麟か、まぁせいぜいサントリーでしょう。
海外のビール?バドワイザーとかハイネケン?クラフト…クラフトって何?
といった塩梅なのだから、その未来はまだまだ先だ。



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