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今日の『相棒』再放送が良すぎた【ドラマ感想文】

書かずに寝られない。私は夕方テレビをつけ何となく『相棒』の再放送を見始めてしまうとき、とる行動は2つ。話がよく分からない、つまらなそう、又は視聴したことがあり2度見ることもないかと消す、もしくは続きが気になるから録画する。その場合、あとで2倍速で見ようと思いつつ、大抵見ずに消す。だから再放送は結局は見ないことが多い。本放送も最近は見てない。

でも元旦にスペシャルを視聴したこともあり、今回は割と積極的に夕方テレビをつけた。といっても5分遅れ。ちょっと見たら出かけようと思っていたのだが、消せず、録画もせず、引き込まれて最後まで見てしまった。それぐらいすごい話だった。

普通の男の人が就職がうまくいかず転落していく話なんだけど、めちゃくちゃリアルで、いやこれ実際あるなー、絶対。特に努力して医療事務の資格を取ったのに、経験がないから雇ってくれない、35歳で経験なしは厳しいという下り。

医療事務って「医療」とつくからか、普通の事務より格上に見えがちだし、何故か一時期、将来性のある資格として注目された気がする。ユーキャン通信講座では未だに医療事務の講座があるが、確かに資格とるのと職に就けるは別ものだし、医療事務に限らず、35歳で未経験分野で正社員目指すって厳しいのかも。

他にもアパートを出て履歴書に住所が書けず困る、私書箱を利用する、ネットカフェで寝起きする、生活保護を考えるも対象となるには若過ぎて相手にしてもらえないとか。

まあどんどん追い詰められていく様を見せられ、いやこれは一体どーゆうこと、あー、そうか、そうゆうことかと事件が解決する。

演じる俳優さんも、いるよ、こうゆう人って感じで、俳優としてもどっかで見たことある顔でもあった。

最後まで視聴した後、これ絶対普通の回じゃないとネットで検索すると、やはりリアルさが話題をよんだ話であったことがわかる。別名「鬱回」。貧困をリアルに描いたと、賞も受賞していた。

放送が2010年、それを知って内容を振り返ると、医療事務が資格としてよく取り上げられたのも、その頃だったように思うし、ネットカフェ難民、生活保護受給問題など重なる時期でもあると同時に、今も問題は解決してないようにも思える。むしろ感染症により、それは更に複雑になってやしないだろうか。

現放送の『相棒』に、例の感染症はないようだが、あったらそこから出る社会問題の話が多くなってしまいそうだ。そして右京さんは紅茶飲むときだけマスク外すのかな。

今日みた相棒は『ボーダーライン』。かんべ君がバディ。


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