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山崎康晃の復活

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

山崎康晃の復活がベイスターズを元気にした

2020年、21年と山崎康晃はクローザーの座を三嶋をはじめとしたチームの別な投手に譲りました。2015年山崎康晃は直球とツーシームという2つの武器を引っさげて1年目に37セーブで新人王になりました。それ以降ベイスターズのクローザーは山崎康晃でした。異変が生じたのは20年でした。この年は新型コロナの影響で開幕が遅れ、当初は無観客試合が続きました。登場曲に合わせてファンが跳びはねる「ヤスアキジャンプ」に後押しされて九回のマウンドに上がる山崎のルーティンは崩れ、投球自体もどこかおかしくなりました。直球で思うようにファウルを打たせられず、決め球のツーシームも見極められました。審判は山崎康晃のツーシームがストライクゾーンを経由するものの捕手の最終捕球位置がボールゾーンであることを理由に「山崎康晃の曲がりの大きいツーシームは全部ボール」と判定するようになりました。21年のオフに三浦監督は山崎康晃に減量など体を見つめ直すように言われました。覚悟を決めて低酸素トレーニングに打ち込み、ストイックに体を絞り込みました。「甘えを断つ」との意味も込めて、好きなお菓子やアイスも封印。「非常にいい時間を過ごせた」というハードなオフシーズンが復活の足がかりとなりました。山崎はもがき苦しんだ2シーズンを見返して「やっぱり自分の生命線は直球」と直球を磨きました。「勘違いしてツーシームばかり投げていた時期もあった」。威力ある直球があってこそツーシームは効果的なボールになります。体をつくり直したことによって直球にキレがよみがえり「ファウルも取れるようになったし、自信を持って投げられている」状態になりました。


#日経COMEMO #NIKKEI

200セーブ達成

本来なら2年前の2020年に達成してもおかしくなかった200セーブを山崎康晃は2022年8月に達成しました。それでも史上最年少の200セーブ達成者です。(20代では初)「優勝するときに胴上げ投手になりたいという夢を持ち続けながらここまでやってきた」という山崎にとって2022年からのベイスターズの上昇は高いモチベーションを維持する原動力になっています。

MLBへの移籍は?

山崎康晃は2019年オフから球団にMLBへ移籍したいことを伝えています。ただ2020,21年不調だったこともあり、本人はMLB移籍やFAでの国内他球団への移籍を封印しました。3年ぶりに30セーブを達成した今季オフに山崎康晃がどんな判断をするのか?注目されます。


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