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ベイスターズ木村社長の世代がNPBを変える

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

ロッテ高坂社長は楽天イーグルス立ち上げメンバー

千葉ロッテ球団の新社長高坂社長はベイスターズ木村社長を同じ40歳です。2022年のロッテは「観客数はコロナ前の19年から10%減となったが、売り上げは過去最高だった。やはり佐々木朗希投手の完全試合の効果が非常に大きかったと思う。チームの魅力を磨くことが事業成長の源泉。今年も継続的に編成、戦略部門の予算を増してチームに投資し、それにより事業を伸ばす。24年度以降、黒字化を目指すプランを進めている」とのことです。マーケティング畑のプロでもある高坂社長は地道な経営努力でマリーンズの経営改革に努めます。親会社のミルクマネーで無計画な選手補強をする「昭和のタニマチ野球」からの脱却は各球団の課題です。高坂社長は「入社以来、ファンサービス部門などを担当し、試合中にスタジアムを歩き回り、ファンのお話もうかがってきた。その現場感覚を生かしたい。ベイスターズの木村洋太社長は同い年で、イーグルスの米田陽介社長も若い。私たちが期待にこたえることで、プロ野球界を引っ張る若い人が増えるようになればうれしい」といいます。40歳前後のベイスターズ木村社長、イーグルス米田社長、マリーンズ高坂社長がNPBの改革をしてくれそうです。

#日経COMEMO #NIKKEI

メジャーで活躍できる選手を多く出すチームこそ強い

高坂社長の意見で面白いと思うのは、「メジャーで活躍できる選手を多く出すチームになることが、常勝軍団としてあるべき姿。(ポスティングに関し)各球団、様々な意見があると承知しているが、私としてはマリーンズで育った選手には世界に挑戦できるようバックアップしたい」という意見です。良い選手を囲い込みたいという古い日本人の発想ではなく、どんどん上を目指す選手を作り出すという高坂社長の発想は、今永に「メジャーに挑戦したいのでは?」と聞いたベイスターズ三原前代表とも合致します。

球団経営がきちんとしたチームこそが強くなるべき

MLBは大金持ちが個人でオーナーになったり、複数人がファンドのようにお金を出し合ってチーム運営についてはGMをはじめとしたフロント、球団経営は経営のプロ、グラウンドの中は監督以下選手たちに任せるという体制ができています。NPBは複数オーナーについては以前からその状態である広島を除けば、基本的にありません。オーナー企業が親会社として1社あり、そこから出向した人が監督任せで球団を運営するという状態が続きました。また経営のプロが球団を運営しなくても20年ほど前までのセ・リーグであれば、巨人戦の放映権で経営ができました。また法律改正できる政治力のある球団のお陰で、親会社から球団への赤字補填等でのミルクマネーが「宣伝費」として経費計上できる税制ができてしまったため、球団経営者が親会社の言いなりで、時の親会社上層部の趣味の球団ができる体制ができてしまいました。こういった状況から脱却しようとベイスターズやロッテの球団経営陣が頑張っていることは素晴らしいことです。球団経営がきちんとしたチームが強くなる時代がくれば、NPBももっと良くなると思います。

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