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空恐ろしい高津監督

お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

権藤さんが感じたヤクルト高津監督の執念

ベイスターズ元監督の権藤さんは日本シリーズを見て「両監督とも自分のチームをよく知っている、と思った。逆にいえば、自軍の特性を把握できていない監督もいるということだ。」と語ります。特に負けたヤクルト高津監督に対して「第5戦で逆転サヨナラを喫したマクガフを第6戦の1点を追う九回、再びマウンドへ送った。そこでの2失点が致命傷になったが、ここに2年連続リーグ制覇の秘密があった。」と語ります。「この世界、勝ち負けは常にある。やられたあとが肝心で、私も投手コーチのときは打たれた投手に「やられたらやりかえせ」といって、すぐまたマウンドに送った。高津監督も、その気持ちでマクガフを起用したのだ。」この部分が大事です。三浦監督がリリーフで平田が打たれても「彼には救ってもらった場面もある。」と使い続けた場面を思い出します。そして高津監督について権藤さんは「就任当初は弱かったヤクルト投手陣が、どうやってここまできたのか、よくわかる場面だった。シリーズでもその采配を通した。悔し涙の高津監督だったが、私はむしろ空恐ろしい気がした。」と言うのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

ヤクルト、オリックスに連覇を許した他チームは悔しさを強く持て

権藤さんが危惧するのは「オリックス、ヤクルトは上向きの要素が多い。となると、心配になるのはセ・パのシーズンの負け組。シリーズの勝ち負けは時の運だが、シーズンの勝ち負けは運ではない。高津監督以上に悔しさをかみしめないと、来季も厳しい。」と言う部分です。これはそのままベイスターズに当てはまるでしょう。「やられたら、やりかえせ」これは、ベイスターズ監督時代に権藤さんが選手に口酸っぱく言った言葉です。98年の優勝から四半世紀25年経ちます。一時的とはいえ、優勝争いをしたベイスターズが2023年は優勝を何としてでも勝ち取るという気概がなくてはいけないでしょう。

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