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神奈川から日本野球発展を目指すベイスターズ


お断り

今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。

4年ぶりに復活した神奈川交流戦

「神奈川県野球交流戦」が4年ぶりに開催されました。こちらを主催したのがベイスターズのマーケティング部I☆(ラブ)YOKOHAMAグループです。I☆YOKOHAMAグループは球団内で野球振興や地域貢献活動を担当する部署です。神奈川県野球交流戦もこうした活動の一環として企画され、日本野球界初のプロ・社会人・大学による交流戦として2013年から開催されています。小学校6年生までの野球教室や野球に全く接したことのない子にも気軽に参加していただける準備を整え、選手を講師に神奈川の人たちに野球に親しんでもらう試みです。野球教室の後は「大学野球(神奈川大学野球連盟)選抜 vs 神奈川フューチャードリームス」「社会人野球(JABA神奈川県野球協会)選抜 vs 横浜DeNAベイスターズ(ファームチーム)」の2試合を開催。ルートインBCリーグ所属の神奈川フューチャードリームスが初参加となったほか、大学野球と社会人野球を特定のチームではなく選抜チームの形式にしたのも今年が初めての試みでした。

#日経COMEMO #NIKKEI

人材技術をはじめ野球の情報交換を頻繁にできる環境

交流戦に関しては単に試合をするだけでなく、野球教室の場も含めて大学、社会人、独立リーグ、ベイスターズの選手コーチが情報交換をできる場になっているようです。今回の神奈川選抜野球チームの監督はベイスターズでコーチをしたことがあるENEOSの大久保秀昭氏です。ベイスターズの地元横浜高校で主力だった度会選手がプロ志望届を出したものの、筋力的に10代でのプロ入りは待った方がいいというベイスターズからの情報もあり、ENEOSが大きく育てた逸材です。きっとNPBを代表するプレイヤーになることでしょう。ベイスターズの仁志二軍監督とENEOS大久保監督は大学時代は早慶戦で争った仲です。これまで以上に情報交換ができる環境が整いました。

慶応義塾高校夏の甲子園優勝で神奈川の野球が熱い

ベイスターズの神奈川野球交流に高校生は入っていませんが、2023年の夏の甲子園は横浜市の慶応義塾高校が107年ぶりの優勝で盛り上がりました。慶応義塾高校の優勝メンバーのうち5人はベイスターズ元コーチの蓬莱昭彦氏が総監督の世田谷西シニアのメンバーです。東京の強豪校へのパイプがメインだった世田谷西シニアは蓬莱氏がベイスターズから戻った後、神奈川球界とのパイプも強くなってきました。単にベイスターズがドラフトで神奈川球界の選手を囲い込むために有利とかいう姑息な理由ではなく、神奈川の球界が高校だけでなく、大学、社会人、独立リーグ、そしてベイスターズもトップに立てるように切磋琢磨し、情報交換や人材交流していく中で日本一になっていける存在になればいいと思っています。

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