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お子さんのオンラインレッスン:カメラ位置について

今回はオンラインレッスンでのカメラ位置の重要性についてお話ししたいと思います。

時々、カメラで頭しか写っていない生徒さんがいます。気づいていないでそうなってしまっているのか、シャイなのでわざとそうしているのかはわかりませんが、カメラに顔全体が映っていないと、特にお子さんの生徒さんでは気づきにくいかもしれない弊害が出てしまいます。

今回は、カメラに顔全体が見えるようにすることの重要性について2つの理由を取り上げます。

発音

レッスンでは様々なことを同時に学ぶことができますが、その中には正しい発音が含まれます。

発音矯正の時にとても大切なのが、どうして間違った発音になっているのかの原因を見つけることです。

その原因は口を見ればはっきりとわかります。

英語に限らず全ての言語の音は、口の開け方、下の位置、息の出し方の3つの要素で決定するからです。

それで、お子さんがオンラインレッスンを受ける時は、必ず顔全体がカメラに映るようにしてください。(余談ですが、もしもアラビア語を学んでいる時は、喉までしっかり映るようにしてください。)

音質

カメラの位置が大切になってくるもう一つの理由は、マイクの音質です。

特にZoomの雑音を消す機能がとても敏感に設定されているので、Zoomが雑音だと判断すると、講師に生徒さんの声がほとんど聞こえなくなってしまいます。

なので、必要以上に近づく必要はありませんが、生徒さんの声がコンピューターやタブレットに真っ直ぐ向かうようにしてください。

お子さんの無駄なフラストレーションを避けられる

これら2つの理由から、カメラの位置の重要性についてご理解いただけたでしょうか?

カメラの位置が正しく調整されていると、レッスンを受けているお子さんを無意味なフラストレーションから解放してあげることができます。

例えば、成長期のお子さんが正しい発音ができない理由には、今はどうしようもない原因が含まれている場合があります。

それが、歯の生え変わりです!

乳歯の前歯の部分が抜けていると、どうしても上の歯で下唇や舌を噛むタイプの音、F、V、THの音が上手く出せないことがあります。

私が教えている生徒さんにも、前歯が綺麗に4本全部生え替わりのタイミングだったために、どうしたってF、V、THの発音がうまくできないお子さんがいました。

でもカメラを見ると口の形がしっかりとできているので、音は残念ながら上手く出せていなくても、グッジョブ!と言って褒めてあげることができました。

でももしカメラにその子の頭しか写っていなかったらどうでしょうか?まだできていない、と思って無意味に何回も発音をやり直させてしまっていたかもしれません。

また、お子さんの中には一度行ったことを聞き返されることを非常に嫌がるお子さんがいます。

でもカメラの位置が悪いために講師が生徒さんの声がうまく聞こえなければ、講師としてはもう一度言って、と言うしかありません。

講師も生徒さんもどちらも悪いくないのに、ただただフラストレーションだけが溜まっていってしまいます。

悪いのはカメラの位置だけです。

是非一度確認を!

今回はオンラインレッスンを受ける時のカメラ位置の重要性についてお話しさせていただきました。

もしお子さんがオンラインで英語または他の言語のレッスンを受けておられる場合は、是非この機会にお子さんの顔全体がカメラに映っているか確認してみてください。

レッスンの効果がそれだけでグッと上がるかもしれませんよ!



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