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Audibleで人文・歴史書読んでみた感想



こんにちは。突然ですが僕は現在会社への通勤時間が片道約1時間ほどあります。

しかも車での通勤です。なので通勤時間の時間を有効に活用するのは難しい。。。

1日往復2時間、1週間10時間(実際はリモートワークも行っているため短いですがを運転だけに使うのはもったいないですよね。

ということで、この通勤を始めてからAudibleを使い始めました。


Audibleはいわゆる「聞く読書」、オーディオブックですね。

最近ではインフルエンサーの方などが、「生産性がすごい上がる!」とか「高速でながら聞きすると良い」とか色々好評な意見を聞くと思います。

今回はタイトルの通り、一般的なジャンルで無い本を読んだ感想を正直に述べたいと思います。


そもそもAudibleってどんなサービスか


 AudibleはAmazonが提供するオーディオブックサービス。会員登録無しでも本を購入することで聴くことが可能です。

 会員登録すると月額1500円払う代わりに1冊無料ダウンロード可能なコインを月1個もらえる。コインを使ったあとも30%割引で購入可能。

 他のサブスクサービスに比べると若干金額は高いですが、Audibleは本の配信数が多いことが決め手で僕は選びました。


読んだ本

 読んだ本は2冊です。

哲学と宗教全史

 著者: 出口 治明
 ナレーター: 岡本 昇
 再生時間: 13 時間 41 分
 

 立命館アジア太平洋大学学長と著者自身も有名な方。

 内容はタイトル通り宗教・哲学を網羅的に解説した本。デカルトや儒教等、言葉は聞いたことあるが中身はよく知らないという人にとって教養を深めるのに役立つ一冊。

サピエンス全史(上)

 著者: ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田 裕之
 ナレーター: 和村 康市
 再生時間: 11 時間 8 分

 2017年以降ベストセラーとなった本ですね。
 年代や出来事ベースでは無い軸をベースに人類(本書ではホモ・サピエンスの歴史と書くべきでしょう)を解釈している点では、ジャレド・ダイヤモンドの重・病原菌・鉄やマクニールの著作に近いものを感じました。
 下巻を読み終えたら感想文を書きたいと思います。

 以上2冊を読んだ段階での個人的に感じた良い点、悪い点は以下になります。


良い点
 

 最上位の隙間時間活用

 私も以前はYouTubeやPodcastを聞いて英語のリスニングの勉強に活用など、やっていましたが、様々な名著を音声で聞けるのは隙間活用の方法として最上級に価値あるのではないでしょうか。

 しかも、機械音声ではなくプロの朗読家の方などが朗読しているので、聞き取りやすいですし聞き続きけて嫌になる声というわけでもありません。


 運転中使いやすいインターフェイス

 自分はGalaxyタブレットにAudibleを入れてますが、運転用のインターフェイスがあります。

 開始・停止と30秒戻しが大きく配置されているので視線を変えずに操作が可能です。(実際の画面は
 (運転中画面にすると自動で画面オフもしなくなります。)

スマホを車に固定して運転に集中したまま操作できるので、通勤で使いたい人にとって非常にありがたい機能です。

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 速度調整が細かくできる 

 細かいところですが、Audibleは0.5倍から3.5倍まで0.05倍刻みで再生速度を変更できます。Youtubeだと0.25倍刻みなので、最初は少し驚きました。

 聞く側としては内容や気分によって変えたくなるもの。僕は1倍ではちょっと物足りなく感じるし、1.5倍では早すぎて内容について行けないので1.3倍に設定してます。


悪い点

 ○○しながらで完全に理解するのは困難

 そもそも記述されている内容にそこまで詳しくない場合や論理的に難しい場合、○○しながらの理解が困難です。ゆっくり聞いたり、分からなところは何回も聞いたりする手段もありますが、運転の場合あまりオーディオブックに集中するのも良くありません。

 結局、ある程度「聞き流す」と割り切って、ちゃんと理解したいポイント後で集中して聞くなどの使い分けが必要だと思います。

 使っている人の中には2倍速ぐらいで何回も聞き流して内容を理解する、といった人もいますが、12時間超えで内容もガッツリの本でそれをやっても結局何も頭に残らないんじゃないかと思ってやってません。

 ○○しながらで図が見れない

 これも上と似た話になります。Audibleももちろん各ページにある挿絵や図を見ることは可能です。ですが、運転中は当然見れません。

 著者はオーディオブックのことなんて考えてないので当然図を解説をしたりしますが、内容はまったく分かりません。

 しかも、こういうのって図と解説をセットで頭に入れないと正しい理解につながらない場合って有りがちですよね。これもオーディオブックならではのデメリットだと思ってます。


まとめ

 いかがでしょうか。オーディオブック自体は隙間時間を読書に当てられる素晴らしいサービスなので、読む本の種類を選んだり内容の理解については繰り返し聞いたり、後で電子書籍で保管する等の工夫が必要かもしれませんね。

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