2022年開幕カードvs巨人 in東京ドームを終えて
https://www.dazn.com/ja-JP/news/野球/動画中日ドラゴンズが溝脇隼人の勝ち越し打で今季初勝利東京ヤクルトスワローズと広島東洋カープは3連勝-セリーグ-プロ野球/2qtbiph7gqbf1rpnao3p35vf0
こんにちは、ばやのりです。とうとう待ちに待った2022年シーズンが開幕しました。他にも原稿を作っている記事はあるのですが、今回は巨人との開幕カードを終えて思ったことをつらつらと書いていこうかと思います。(あくまで個人の感想、試合を完全に3試合最初から最後まで見れているわけではないのでそこはご承知おきください。)
1.投手
まずは投手から見てみましょう。この3連戦で投げた投手はこちらになります。
先発は1戦目大野雄大選手、2戦目勝野昌慶選手、3戦目柳裕也選手という形になりました。
まず大野選手に関しては打たれはしましたがしっかり6回投げてくれました。毎年春ごろはこのくらい、と割り切って見るほうがいいかもしれません。彼には中継ぎ含めた投手全体に疲れが出てくる夏場以降に頑張ってもらいましょう。
続いて勝野選手ですが、ここまでいいとは想像していませんでした。制球もまとまっており、かなり球にも力があるように見えました。彼にはシーズンを通しての飛躍を期待していいと思います。
そして最後に柳選手です。2連敗を止める連敗ストッパーを託されたにも関わらず初回に2被弾4失点した時はどうなるかと思いました。しかし修正して7回を投げ切ったのは流石でしたね。去年のタイトルホルダーは伊達じゃない。彼に関しても大野選手同様シーズンを通して修正してもらうことを期待します。
全体的に見るとぼちぼちといったところでしょうか。3人とも打たれはしましたが全員6回を投げていることは素晴らしいです。大野選手は勤続疲労に加えて年齢による衰えもあると思いますが、最低限の成績は残せると思います。その上で柳選手、勝野選手の更なる飛躍に期待しましょう。
続いて中継ぎ陣になります。全員見ていくと長くなりそうなので、気になった選手だけ。
まずは新勝ちパターン、「7回の男」ロドリゲス選手。多少荒れ球ではあるものの、あれだけの速球は1イニングで攻略するのが難しいでしょう。プロ初のホールドもマークし、能力の高さを見せました。今年は勝ちパターンとしてタイトルを狙うくらいの活躍をしてもいいかと思います。
R.マルティネス選手に関しても文句なし。暖かくなって球速が上がってきたら更なる活躍を見せてくれることでしょう。今年はフルシーズン日本にいるということで、打線の援護次第ではセーブ王も視野に入れて良いかと思います。
たった3試合で中継ぎを評価するのも難しいと思いますが、開幕3試合にしては若干不安が残るものとなりました。やはり心配なのは岩嵜翔選手の離脱でしょう。もともと肘に関しては不安だっただけに、とにかく軽傷であることを祈りましょう。福選手、田島選手の2選手も打たれたのであまりいい印象がありません。しかし、ここに関しては相性もある(特に田島選手)と思われます。今年は延長戦が12回まであるのでシーズンを通してこの2人の力が必ず必要になるはずです。その他には期待の若手として3選手が登板しました。彼らの成長が少なからずシーズン成績に繋がると思うので、彼らに負担をかけないような場面で投げさせることも大事だと思います。
先発に関しては、とりあえず表の3人は心配しなくてもいいと思います。
中継ぎに関してはロドリゲス、マルティネスの2選手はシーズン通して勝ちパターンでの飛躍を期待しましょう。その上で不安なのが岩嵜翔選手ですが、仮に長期離脱となった場合は構想を考えなおさないといけません。そうなると8回は祖父江選手が最有力でしょうか。ただ祖父江選手も2軍調整中なので、現状は田島選手になるかと思われます。田島選手が勝ちパターンとなると田島選手が投げる場面では他の投手が使われるようになり、そういった場面は若手の競争の場になることが考えられます。山本、清水、橋本のみならず藤嶋選手、森選手もいます。現状はBリリーフを任せたい選手が多いですが、彼らが1人でも多く突き抜けてくれば中継ぎの運用がかなり楽になると思われます。そこは注目するべきポイントではないでしょうか。また今シーズンは基本的に3連投はさせない方針だそうです。
https://radichubu.jp/spoooooon/contents/id=40762
若手のやりくり、岩嵜選手の穴埋めも含めた全体的な中継ぎのレベルアップを落合英二投手コーチに期待しましょう。
2.野手
次に、野手陣を振り返っていきます。3連戦のスタメンはこんな感じでした。
基本的に3番が流動的で、3番に入っていた選手の入れ替わりがある以外は固定のメンバーでした。去年と大きく違うのは若手の存在ではないでしょうか。立浪監督の宣言通り、高卒3年目の岡林、石川コンビ、期待のルーキー鵜飼の3選手を積極起用しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a66c8f12ae97ad3e9ef8a8331eb841314c55df00
野手成績に目を向けて見ましょう。
なんといっても、注目すべきは大島&岡林の1,2番コンビでしょう。2人で12安打2四球と圧倒的な存在感を放ちました。
他にも鵜飼、石川と言った若手も要所要所でヒットや四球を選び、結果を残しました。石川に関しては長打はそのうち出てくるでしょう。
ビシエド選手、阿部選手はホームランが出ているので状態は悪くないと思います。
京田選手はよくも悪くもいつも通り、と言ったところ。守備で貢献してもらいましょう。
一方で心配なのがやはりノーヒットの木下選手ではないでしょうか。開幕からずっと5番を任されましたが、未だノーヒットです。投手陣をリードする役目もあると思うのでそちらに集中させるために打順を下げてもいいかもしれません。
打撃に関してもはっきりと課題が見えました。それはビシエド選手の前後を打つ打者です。特に3番打者が顕著ではないでしょうか。スタメンを見て分かる通り、毎試合3番が代わっています。12球団のうち毎試合3番が代わったのは"ガラポン打線"の日本ハムと中日だけでした。その日本ハムは3番に座った打者がホームランを打つなどしていますが、中日は13打数でわずか1安打でした。
現状ここを埋めるにはA.マルティネス選手を2軍から昇格させるのが最適解と思いますが、怪我をしがちな選手であることを考えるとシーズンを通してビシエドの前後を打てるバッターを模索する必要があると思います。
ここがしっかりしてくれば残塁も減り、得点効率は上がるのでより大島、岡林コンビが活きてくるのではないでしょうか。
3.まとめ
長々と書き連ねましたが、簡潔にまとめるとこんな感じです。
投手
・先発投手は表3人は心配無用
・中継ぎは8,9回が固まっているが岩嵜の代わりも含め全体的な層の強化が必要
野手
・1,2番は全チームでもトップクラスの出塁能力
・ビシエドの前後を打つ打者がカギ
選手が足りていない感が否めなませんが、これまでとは違い期待の若手がいて彼らを積極起用する面も見られるので勝ち負けはともかく最後まで目が離せないシーズンになると思います。選手起用に関しては新政権の手腕に期待しましょう。
最後に個人的に開幕を迎えた感想を語らせてもらうと、やっぱり「野球は面白い」、これに尽きますね。これから残りのシーズンも楽しんでいこうと思います。読んで頂きありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?