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シングルS5 最終4位 夢想スタン

 シーズン5お疲れさまでした.1桁取れたのでちゃんと記事を書きます.同じ軸を数か月詰めて、かなり自信のある並びですが、型バレしてもなお強い構築ではないと思います.
 少々長いですがpt画像と基本選出読めば大体わかります.

1.構築経緯

 完成までには紆余曲折ありましたが簡単にまとめるとこんな感じです.

 自分の得意な形であるクッション入りの対面構築(ざっくり対面4受け1崩し1)に、採用率の高く強そうなポケモンを当てはめていき、構築が完成しました.

対面→カイリュー、イーユイ、テツノツツミ、ミミッキュ
受け→カバルドン
崩し→サーフゴー

2.個体紹介

カイリュー@拘り鉢巻き マルスケ ノーマル
意地 183(132)-204(252)-116(4)-×-121(4)-115(116)
神速 逆鱗 けたぐり 地震

S:準速ジバコ+3

 最強の初手エース.最も強いので採用しました.ステロで削れると特性を生かせないので出す場合はほとんどが初手です.1on1想定ならほとんどの相手に勝てることや、パオジアンの上から行動できる点を評価してノーマルテラスの鉢巻きで採用しました.

 技に関しては神速逆鱗地震は脳死採用、けたぐりはディンルーへの打点が重要だと感じたため採用しました.ほんちを切った弊害でハッサムがかなりきついほか、技が一貫する場面がほぼなくなります.たとえHP1のミミッキュとミトムが見えてる盤面でも通る技が存在しません.

サーフゴー@拘り眼鏡 黄金の体 鋼
控え目 175(100)-×-116(4)-198(212)-115(28)-125(164)
ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト サイコショック

S:準速ガッサ+3
HD:特化ハバタクカミのシャドーボールが50%の乱数1発

 壊れ特性の崩し枠.ハバタクカミなど一部の対面駒とも撃ち合え、カバと合わせることで受けループを多少相手できる眼鏡型で採用しました.受け崩しであればなんでもいい枠ではありますが、型の豊富さであったり、欠伸や胞子に耐性があったりという点で、ほかの崩し枠よりも選出しなかったときの圧が優秀だと思ったのであまり考えず採用しました.10万ボルトはアーマーガアや水テラスを切ったキョジに打ちます.

ミミッキュ@命の珠 化けの皮 フェアリー
意地っ張り 131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)
影うち じゃれつく シャドークロー 剣の舞

 安定の対面駒.ヘイラッシャなどの天然持ちで簡単に止まってしまいますが、多くの対戦でステルスロックが巻かれる以上、襷枠を採用するわけにもいかなかったのでほぼ脳死で採用しました.シャドークローはウルガドクガに打つほか、ノマテラカイリューを採用している関係上相手のゴーストを処理orテラスを強要できたほうが都合がいいためです.また、相手がディンルーを寝かしてくる展開が多かったので剣の舞も必要でした.テラスタイプはドドゲザンが強かったレギュBの名残ですが、今期はゴーストでもよかったかなと思います.ウルガモスとハッサムを殴れるのが強いです.

カバルドン@オボン 砂起こし 鋼
腕白 212(228)-133(4)-165(92)-×-115(180)-68(4)
地震 欠伸 ステロ 吹き飛ばし

S:ミラー意識
HB:珠ミミッキュの+2テラスじゃれを耐えるくらい
HD:臆病ツツミのドロポンが43.7%の乱数1発

 対面構築における最強の受け駒.入れておくだけで崩し枠に必要な基準値を落とすことができる上、電気の一貫を切ることもできるので脳死採用しました.テラスは砂ダメージが入ると困る場面が結局多いので、理由がなければ鋼が安定だと思います.


カバとディンルー

 ディンルーではなくカバを採用している理由を知りたい人がいると思ったので書いておきます.対面構築において受け駒を採用する利点は主に以下の3つがあると考えています.

  1. 対面ミラーの緩和

  2. 受け系統の構築に対してこちらの崩し駒の有利対面を作るための対面操作

  3. 対面駒が出し負けたときなどの引き先

 1においては襷をつぶせ、ミミッキュに耐性があるカバルドンのほうが明確に適しています.2においても、砂で受け駒を削りつつ、欠伸で有利対面を作れる点でカバがいいです.3は流石にディンルーに分があると思いますが、ノーマルのカイリューからの引きにおいては、格闘やフェアリーが等倍だと嬉しい場面はあります.

テツノツツミ@ブースト(S上昇) クォークチャージ 水
臆病 131-×-134-176(252)-81(4)-206(252)
ドロポン フリドラ アンコール 身代わり

 レギュBで解禁されたイカレポケモン.ここまでで地面を殴れるポケモンがいないことや、特殊の対面駒がいないことを顧みての採用.ミミッキュが機能しにくい物理受けクッションに選出でき、逆にツツミが呼ぶ相手の低速チョッキ枠を剣舞ミミッキュでいじめることができるので、ミミッキュとの相性がいいと感じました.

 ツツミミミお気に入りです.

イーユイ@チョッキ 災いの珠 フェアリー
控え目 159(228)-×-105(36)-198(196)-142(12)-125(36)
オーバーヒート 悪波 噴煙 テラバ

S:準速ガッサ+3
C:H260(236)D114(108)のオボンディンルーが妖テラバで95.7%の乱数2発
HB:A131(4)ディンルーの地震が妖テラス時21%の乱数2発

 ラストホープ.イメージは8世代のエスバサンダーのような感じで、カイリューと同等程度に強く、攻めの補完がとれている特殊の初手テラスポケモンを探していましたがレギュBでは見つけることができませんでした.また、対面構築にできればほしい上振れ要素を採用できるということで、解禁前から準伝で一番期待していました.今期はこだわらないイーユイが強いと思ったことと、襷を持たせたらほぼ発動しなかったことを踏まえてチョッキです.また、サザンやトドロクツキに対して選出できないのが物足りないと感じたのでテラスはフェアリーにしました.

3.基本選出

  1. (カイリュー or イーユイ)+ カバルドン + (ミミッキュ or ツツミ)
     対面+受け.基本は初手テラスを切り、極力少ないサイクルで数的有利を取りつつ、カバミミやカバツツミで詰める選出です.

  2. (カイリュー or イーユイ or サーフゴー) + ミミ + ツツミ
     対面+崩し.初手エースが安定して数的有利を取れると踏んだ場合や、対面→対面の引きが成立している場合に選出します.

  3. サーフゴー + カバルドン + (カイリュー or イーユイ)
     受け+崩し.主にサイクル+対面や受けループに対して選出していました.大体はカイリューで相手のイーユイなどをケアしながらカバを展開します.

4.結果と感想

 自分語りになりますが、自分は7世代の対面構築が好きで、当時潜ったり、人の構築から学んだりしたことをできるだけ活かすことを目指しました.自分で組むのは正直もう疲れたので、これを読んだ人の誰かが似たような構築を作ってくれることを祈っています(作ってくれたらパクリます).

tn m!micU 2190 最終4位

カバカイリューサフゴミミツツミ固定で
S3:17位(襷マスカ)
S4:21位(チョッキカイナ)

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