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健康保険証のマイナンバー一体化について思うこと

政府が健康保険証をマイナンバーカードに一体化するという発表を行ったが、それについて少し意見を言ってみようと思う。

まずマイナンバーとは、国民一人一人に与えられた個人番号のことであり、マイナンバーカード個人番号と顔写真が載ったICチップ付のカードのことである。このICチップに個人情報が入っているという訳である。

現状ではこのICチップには名前や住所などのカードにも書かれている基本情報と公的個人認証の電子証明書というものが入っているようだ。税や年金などプライバシー性の高い情報は入っていないらしい。

だが、今後は様々な情報と紐付ける予定らしい。ICチップには空き容量が残っており、そこに追加する形なのだろう。銀行口座などもマイナンバーに紐づけることにより個人の財産を国が管理または把握出来るようになると聞いた。日本もだいぶ個人の自由が制限されてきたと思う今日この頃である。

そのことはまあ別にいいんだが、問題は健康保険証の一体化である。これは非常に困る。なぜならもし一体化されたらマイナンバーカードを持ち歩かなくてはいけなくなるではないか。保険証だけを持ち歩くならまだいいが、様々な情報が詰まったマイナンバーカードを持ち歩くことはリスクが大きい。紛失した時も保険証だけではなく他の情報も同時に失うのでセキュリティー的にもよろしくない。

政府は元々マイナンバーカードは任意だと言っていた記憶があるが、もはや強制である。保険証は国民皆保険制度により皆持っており、マイナンバーに一体化されることにより強制的に所有させられるわけだ。これは少し強引すぎではないか。マイナポイント一万円!などと何度もキャンペーンをやっていたりしていたのを見て、国はカードを国民に持たせたいんだなと思ってはいたが、急にこのように強制的な手段に出てくるとは思ってもみなかった。

この発表後は当たり前だがネット上では批判の声が飛び交っていた。意見は概ね私と同じであった。それはそうである。岸田総理になってから強引な政策が多い気がする。元々彼は余計なことをしないため何もしない総理大臣と呼ばれていたが、気づいたらいつの間にか余計なことしかやらない総理大臣となってしまったようだ。

ちなみに余談だが、岸田総理になってから増えた残念なものの一つに走行税というものがある。今のところは議題に上がっただけだが真剣に検討しているとも聞いている。やりかねない。田舎民には致命的な上、中古車は基本ガソリン車のためエコカー減税が効かず、古い型式が多いため税金も高い。若者の車離れが進む一方である。

話が逸れてしまったが、私はマイナンバーと健康保険証の一体化には反対の立場であり、出来れば発言を撤回してなかったことにして欲しい次第である。