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音楽の力は

3年ぶりのフェスは JOIN ALIVE。
RSRは……ね。

RSR22の無念を晴らしたい気持ちと、夏フェスデート(彼氏ではない)を可愛く過ごしたい気持ちは、あっという間の前者圧勝。
「メイクを崩さない」目標むなしく、トップバッターの THE ORAL CIGARETTES を終える前に無惨なことになってしまい、1日を振り返っても最も汗だくなのはオーラルの後だった。のっけからやらかしてしまった。が、当日も引きずっていた職場のモヤモヤはお決まりの初めの手拍子で吹き飛び、終わった頃には久しぶりに跳び跳ねたせいでつりかけたふくらはぎの心配がそのモヤモヤに取って変わっていた。ありきたりだが、音楽の力ってすごい。


充分楽しめたけど、後悔していることはいくつもある。

荷物多かった。ポンチョも着替えも消毒液もハンドソープもサングラスも必要なかった。
日焼け止めを一度しか塗り直さなかったのでしっかり日焼けした。
やっぱりドラム叩いてみればよかった。
もう少しいろいろ食べたかったかな?
あそこで出てサンボマスターに行けば良かった。
駐車場のぬかるみ要注意。

久しぶりだったし、例年と違うレイアウトだったし、慣れないことわからないことが多かった。まあ、フェスってこんなもんよ、忘れかけてたけど。行き当たりばったりの連続。
やり直せないけど、反省は次回に活かせる。

天候や体調や渋滞や、ときには出演者や……思い通り予定通りにいかないのがフェス。そのなかで、諦めたり譲ったり対処したり協力したり、予期せぬ幸運や出会いに助けられながら進んでいく。
フェスは人生の縮図。



にしても観たかったなあ。
サンボマスターはいつも自信をくれる。大丈夫だと背中を押してくれる。私だけじゃないと勇気をくれる。
彼らのステージから力をもらえば、もしかしたら違う決断をしたかもしれない。


サンボマスターをほぼ諦めSiMを最後まで観ることにしたので、EGO-WRAPPIN' 後もベルベットサーカスに残った。一旦出た彼は入場規制で戻ってこられず、出口付近にいる、と。音漏れだけで寒くなった外に待たせ、私はひとりでベルベットサーカスで観ていた。SiMが気になって出なかった。
二人で来た意味ないじゃん。これならぼっちフェスと同じ。

私は、誰かと一緒にいる時間よりも自分が観たいバンドを優先する人間なんだと気がついた。

サンボマスターに間に合うかどうかはともかく、出れば良かった。ネガティブ発動させながら観ていたステージが楽しいはずはなく、他のネガティブまで再発動させて、そして……。




最後のキスはタバコのflavorがした

音楽の力はすごいのです。
この曲を耳にするたびに思い出して泣いてしまいそう。だから別のものに上書きしないと。最後のキスの味をオムライスか焼きそばか何かに。


「ねえ。何食べる?ハンバーグ食べたいな。あ、花まる行きたい!シメサバ食べ放題w  寒くなったしシチューもいいね」

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