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【ワークシート】あなたのポータブルスキルは何ですか?

仕事と両立して勉強を習慣化するためには、

(1)目標や計画を立てる

(2)生活のルーティンに短時間で良いから取り入れる

(3)人と一緒に取り組む

(4)実績を見える形にする

ことが必要であるが、今は、先行きが不透明な「VUCAの時代」とも呼ばれている。

また、ウィズコロナ・アフターコロナの世界を経験したことで、個々人が、急なキャリアショックに備えて鍛えておくべきである。

そして、業界や職種に関係なく、どんな仕事にも必要となる「技術力=ポータブルスキル」(やれること(Can)の整理)を開発することが必要となる。

ポータブルスキルとは、どこの会社や部署、職種でも活かせる。

つまり、持ち運びできるスキルのことであり、「対人力」「対自分力」「対課題力」の3つで構成され、業界・職種によって異なる専門知識の土台となる部分である。

【技術力(ポータブルスキル)】

1.対課題力(課題や仕事への処理対応能力)

・試行力(判断材料が少なくても試行錯誤することができる力)

・変革力(既成概念に囚われずに物事を新しく変えることができる力)

・機動力(状況に応じて素早く活動に移すことができる力)

・発想力(新しいアイディアを思いついたり、企画することができる力)

・計画力(ゴールに向けた緻密な計画を立案することができる力)

・推進力(物事を目的に向かって前に進めることができる力)

・確動力(やるべきことを確実かつ正確に実行することができる力)

・分析力(物事の原因や本質を深く掘り下げて考えることができる力)

2.対自分力(行動や考え方のセルフコントロール能力)

・決断力(素早く、潔く意思決定を行うことができる力)

・曖昧力(あやふやな状況をそのまま受け入れることができる力)

・瞬発力(短期間で集中的にパワーを発揮することができる力)

・冒険力(危険を恐れず、難易度の高いことにも挑戦することができる力)

・忍耐力(苦しみや辛さ、怒りなどを前向きに捉え、打開する力)

・規律力(秩序やルールに則り整然と事を進めることができる力)

・持続力(ひとつのことを長期間、中断せずに継続することができる力)

・慎重力(注意深く落ち着いて行動することができる力)

3.対人力(人に対するコミュニケーション能力)

・主張力(周囲に対し、オープンに自分の意見を発信することができる力)

・否定力(相手の意見や行動に対して真摯に指摘や否定をすることができる力)

・説得力(相手に良く話し聞かせて納得、態度変容させることができる力)

・統率力(集団において面々に指示して仕事をさせることができる力)

・傾聴力(相手の立場に立ち、真剣に耳を傾けることができる力)

・受容力(相手に共感しながら話や要求を聞き入れることができる力)

・支援力(相手に配慮したり、サポートを行い援助することができる力)

・協調力(集団で力を合わせて事を成すことができる力)

ポータブルスキルは、あらゆるビジネスパーソンにとって重要なビジネス基礎力とも言えるため、そういったスキルを持った人は、どの会社でも必要とされる市場価値の高い人材である。

また、ポータブルスキルとは、逆に、持ち運びできない(アンポータブル)スキルと言い、特定の会社や業種、職種でしか活用できない知識やスキルが該当しいる。

日常業務をこなす上で、アンポータブルスキルを身に着けることは重要ではあるが、自身の中長期的キャリアを考えていくうえでは、それだけでは不十分である。

もはや、安全地帯と言えるような業界や企業はなく、突然のキャリアショックにあう可能性は、すべてのビジネスパーソンに当て嵌まると言える。

そうなると、実際に、転職を希望する人だけでなく、誰もが"もしも"に備えて市場価値を高め、転職力を磨いておく必要がある。

だからこそ、ポータブルスキルを身に着けていると、特定の分野のみならず、様々な分野で活躍できる可能性が高まる。

特に、今は、これまで以上に「思考力」が重視される時代。

分からないことがあったらすぐにネットで調べられるので、たくさんの知識を持っていることよりも、欲しい情報を、いかに早く取りに行けるか、情報から、いかに深く広い思考ができるかが求められている。

その様な時代だから、ポータブルスキルを学ぶ価値はあって、前述の通り、3つに分類されており、それぞれについて、とくに意識すべきスキルとしては、

①思考力【論理的思考力】【仮説思考】

②対課題スキル【課題発見力】【問題解決能力】

③対人スキル【コミュニケーション能力】【交渉力】

である。

但し、ポータブルスキルは、相対比較で決まるため、自社の中にだけにいては、自分の能力を、的確に分析できない。

そのため、しっかりと社内外の同世代の人と比較する癖をつけて、まずは、一体、自分の力が、どれ位の立ち位置にあるのかを、把握してみることを勧めている。

また、例えば、お客様との打ち合わせを、そのスキルのレベル確認と活かす場として活用してみるのも良いと考えられる。

足りないと感じたら、若い時ほど、投資対効果が大きいので、なるべく早めのトレーニングが推奨されている。

【参考資料】


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