見出し画像

1月7日は何してた?

七草粥の日として知られる正月のお節句でしたね♪

みなさんは、七草粥食べましたか?

古来、宮中や神社でもこの日七種の野草を摘む行事を若菜摘みといい、多くの歌に詠まれたり、能楽のワンシーンとしても登場しています。

でもお正月には、まだ野草は芽吹いていないのでは?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

かつての旧暦でのお正月は、現在の2月頃。

まだ寒さも厳しいながら、陽射しには春を感じるころです。

長い冬が終わりに近付き、野に出て春いちばんの息吹きを持ち帰る、七草粥の行事は新しい年が始まる喜びの行事だったと想像できるのではないでしょうか。

でも、寒い地域、例えば、北海道の方なんて、ピンとこないかも。

そして現代の私たちにとっても、1月7日に食べる七草粥は、おせち料理で疲れた胃をやさしくいたわる、理にかなった食べ物だといえるでしょうね(^^)/

<<春の七草>>
芹(せり)・・・芹

薺(なずな)・・・ペンペングサ

御形(ごぎょう)・・・ハハコグサ

繁縷(はこべら)・・・ハコベ

仏の座(ほとけのざ)・・・タビラコ

菘(すずな)・・・蕪

須々代(すずしろ)・・・大根

そうそう、七草爪という風習をご存知でしょうか?

新年になって初めて爪を切る日が7日と決まっていて、七草爪というのだそうです。

ただ単に爪を切るだけではなく、七草を使うのがミソ。

七草を浸した水に爪をつけて、軟らかくして切ると、その年は風邪を引かないとか、病気にならないという無病息災を願った風習のひとつのようです。

そのため、この日は、「爪切りの日」となっています。

七草粥を作るより、七草爪の方が簡単なような気がしますよね(^^)

ただ、七草を水に浸すというところで寒い冬だから広まっていないのでしょうか?

水と書いていますが、冬だからお湯なのかなぁ。

お湯じゃないと爪は柔らかくなるまで時間かかりますよね。

それならいっそのこと、七草風呂!というのがあっても良さそうな気がしますが(^^)

お風呂に入ったあとに爪を切るなんてのはどうでしょうか?

でも、それだと大抵の家庭は夜お風呂に入るから、爪を夜切ることになってしまうため、『夜爪を切るな、親の死に目にあえないぞ』の迷信が頭に浮かぶけど・・・・・・

爪を見れば、その人の健康状態がわかるといわれてますし、七草爪の機会に爪から自分の健康を見つめなおしても良いかもしれません、ね(^^)

さて、最後に、3月3日、5月5日と、同じ数字が並ぶ5節句の中の唯一の例外は、1月7日の人日(じんじつ)の節句でしたね。

人日とは、文字通り人の日の意味。

中国は前漢の時代、東方朔が記した占いの書には、正月1日に鶏、2日に狗、3日に羊、4日に猪、5日に牛、6日に馬、7日に人、9日に穀を占ってその日が晴天ならば吉、雨天ならば凶の兆しであるとされていました。

ですから、7日の人の日には邪気を祓うために、七草の入った粥を食べ、一年の無事を祈ったのだともいわれています。

と言う事で、今年一年、万難を排して無事に過ごして行きましょ♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?