見出し画像

最初に自分を癒してください

最近私の頭をよぎる言葉が、"Heal"です。

日本語では癒す、傷を癒す、などの意味ですね。

今回は、この”癒す”、のお話。

世は癒しの時代と言われているようで、ペットだったりマッサージだったり、アロマだったり、音楽だったり、いろいろあります。

あなたも癒されたいと思っていますか。

とすれば、何から癒されたいのでしょう。

日ごろの疲れ、イライラやストレス?

または何か過去の出来事やトラウマだとか?

傷ついたことのない人なんていませんし。

また、もしあるなら、どうやって癒されたいですか。

普段どうやって癒していますか?

癒すのは、誰かにやってもらうことですか?

それとも、自分で自分を癒そう、と思いますか?

ゲーテは、「精神の悩みを癒すには知力では役に立たない。理性もあまり効果がない。断固たる「実行」のみが一切を癒す。」と語っていましたが、いま目に入る範囲のことだけで考えていても、大きな変化は期待できません。

じっとして考えてばかりいないで、体を動かして行動してみる。

動くことで、新たな刺激を感じ取り、気持ちをリフレッシュさせ活性化していけることも多いと思います。

但し、癒してもらうのもありがたいことなので、できるときは誰かにやってもらうのもいいですね。

同時に、自分でも癒すことができると尚さら良い。

もちろん、いつでもひとりで癒せるわけでもないですし大事なのは自分から癒そう、なんとかしようという姿勢を持つこと。

その上で誰か(何か)の手を借りるのがベストです。

私はいつも思うのですが、自分を助けようとしない人を助けるのは無理、というもの。

You can't help someone who's not willing to help themselves.

これをもう少し広げると、You can't help heal someone who's not willing to heal themselves.

病気を癒すのもそうですが、いくら医師が治そうとしてくれても、病気の本人が治ろうという気持ちがなければ大変。

誰かに頼るだけでなく、私が癒すんだ、という気持ちがあると、効果は倍増します。

パスカルも「時は苦しみや争いを癒す。というのは、人が変わるからである。人はもはや同一人ではないのである。」と言っており、自分が変わらなければ、ただ時間が過ぎただけでは困難は乗り越えられないから、変わるためにも、小さなことでもいいから何か動いて、自分が変わることで、困難を乗り越えていければ良いですね。

それと、自分が癒されていないのに、誰かを癒そうとするのにも無理があります。

もちろん、誰かをサポートすることで癒されるところもあるので否定はしませんが、まずは自分を癒すことからはじめたい。

カール・ヒルティーも、「苦しみは人間を強くするか、それとも打ち砕くかである。その人が自分の内に持っている素質に応じてどちらかになるのである。」と言っていましたが、精神的に大きくダメージを受けている時は、まず心を癒すことを考えてみる。

次に、苦しみを乗り越えるのに、今は、癒されることが必要なのか、がんばることが必要なのかを考えてみる。

そして、落ち着くことができたら、未来に向かって行動できるようにがんばってみてください。

あなたが持っている傷、イライラ、ストレス、早く癒してくださいね。

癒すのに何か必要なことがあるなら、手を伸ばして誰かの手を借りてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?