【日常茶飯事】駅は出会いが広がる窓口!
【公式】銀河鉄道999 第1話「出発のバラード」 <1970年代アニメ>
「駅から五分の町にわが住みまだ知らぬ六分の町七分の町」
(藤島秀憲『ミステリー』より)
「ひとを吐きひとを吸ひゆく夕駅の漣の音はおもひみざりき」
(篠弘『司会者』より)
「ふくらんでいく蚊の身体かるくなるわたしの身体 日暮れの駅に」
(田村穂隆『湖(うみ)とファルセット』より)
「とりあえずのぼるしかなし地下鉄の駅を出でては雨にし打たる」
(桜井健司『平津の坂』より)
「阪急の駅を降りればいつも冬休みのような街だと思う」
(土岐友浩『僕は行くよ』より)
「松山駅降りて一丁北へ歩き煙草屋より三軒目が僕の家です」
(杉原良市/『文明選歌の口語歌』佐藤嗣二より)
「ゆふぐれの駅を降りれば欅けやき見ゆこんなきれいな帰宅あつたか」
(池田はるみ『亀さんゐない』より)
「ワンピースが風に吹き飛ばされないための棒として駅のホームに立てり」
(高野岬『海に鳴る骨』より)
「いちじんのわたしは春の風である環状線の森ノ宮駅」
(吉岡生夫『草食獣 第八篇』ブイツーソリューションより)
「顔の奥になにかが灯っているひとだ風に破れた駅舎のように」
(大森静佳『カミーユ』より)
「副都心線で横浜直通の地下鉄赤塚駅を利用す」
(奥村晃作『八十一の春』より)
「ここは冬、はじめて知らされたのは駅、私を迎えに来たのは電車」
(吉田恭大『光と私語』より)
「駅で見た猫の写真がこの町のすべての猫の始祖だと思う」
(佐々木朔「到達」/「羽根と根」五号より)
「終電のゆきたるのちの柿生駅灯りて駅の風格保つ」
(岩田正『いつも坂』より)
「ホームとの隙間が大きな駅に住むあなたの家を訪ねていった」
(「ほんのひとさじ vol.8」テーマ詠「駅」より)
「コスモスがもつれて咲いている駅にしゃがめば澱む夕影の中」
(花山周子『風とマルス』より)
「古屋根に雨ふる駅の小暗さがのどもと深く入りくるなり」
(松村正直『風のおとうと』より)
「指さしてケーキ買ひゐる夫を見つ通り雨降る駅のおもてに」
(栗木京子『水惑星』より)
「五分ほど遅れてをれば駅ごとに日本の車掌は深く深く詫ぶ」
(齋藤寛『アルゴン』より)
「誤植あり。中野駅徒歩十二年。それでいいかもしれないけれど」
(大松達知『アスタリスク』より)
「君がふと振り返りしを夜の駅の窓にかくれてわれは見てゐつ」
(稲葉京子『ガラスの檻』より)
「新宿駅西口コインロッカーの中のひとつは海の音する」
(山田富士郎『アビー・ロードを夢みて』より)
「まだ人のかたちをせるよ夜の駅の大き鏡の前よぎりゆく」
(安田純生『でで虫の歌』より)
「電車から駅へとわたる一瞬にうすきひかりとして雨は降る」
(薮内亮輔「花と雨」角川短歌2012年10月号より)
「ひるがほのかなたから来る風鳴りが銀の車輛となる夏の駅」
(小島ゆかり『憂春』より)
「連れられてシベリア出兵を駅に送る兵と馬とのただ長き貨車」
(近藤芳美『命運』より)
「今日こそは言わねばならぬ一行のような電車が駅を出てゆく」
(奥田亡羊『亡羊』より)
「トンネルの奥処に次の駅見えてあるいは全(また)きひかりの発芽」
(都築直子『淡緑湖』より)
「目のまへのちひさな駅がなくなると知つてみている白いコスモス」
(浦河奈々『マトリョーシカ』より)
「駅前に立っている父 大きめの水玉のような気持ちで傍(そば)へ」
(服部真里子『行け広野へと』より)
「逃走は今日もなされずターミナル駅に日暮れの電車を待てり」
(谷岡亜紀『臨界』より)
「死にてよき土地を想えばふかぶかと雪を積みたる貨車駅に着く」
(村木道彦『天唇』より)
「螢田てふ駅に降りたち一分の間(かん)にみたざる虹とあひたり」
(小中英之『翼鏡』より)
「「雨の降る品川駅」をそらんじて十九はたちのわれはありたり」
(小池光『サーベルと燕』より)
「明日からは最寄りではない駅前で買った明日のパンあたたかい」
(岡野大嗣『音楽』より)
「辞めゆかむひとぽつりぽつりその訳を語りて降りぬ市ヶ谷駅で」
(今井聡『茶色い瞳』より)
「駅前のうどん屋を兄はあわく褒め母は嫌いと言う日曜日」
(竹中優子『輪をつくる』より)
「とおくから獅子舞を見る 駅ビルの階段の上でゆっくりうごく」
(永井祐『広い世界と2や8や7』より)
「すべての電波が途絶える夜にまぼろしの業平橋駅のホームが灯る」
(橘夏生『セルロイドの夜』より)
「「裏駅」と呼ばるる鎌倉西口で夫待つ我は故郷もなく」
(高野岬『海に鳴る骨』より)
「まといつく雨を逃れて地下駅に紫紺の薔薇の襞折りたたむ」
(清水あかね『白線のカモメ』より)
「どこまでを社員でいよう送別会終わりの駅で手を振りながら」
(近江瞬『飛び散れ、水たち』より)
「バイトバイト私はバイトの人になる駅前の鳩がねんねん増える」
(柴田葵『母の愛、僕のラブ』より)
「立つ人のいない白線続きおり無人駅にはベンチとわたし」
(宮川聖子『水のために咲く花』より)
「あめひかる夏のゆうべは浅瀬めく駅前広場踏み越え ゆかな」
(笠木拓『はるかカーテンコールまで』より)
「駅頭に夜の花屋は開かれて影ごと花を売りさばきおり」
(遠藤由季『鳥語の文法』より)
「昼間にはなかったかのよう夜の駅からドクダミの白見えすぎている」
「炎天下を駅まで歩く道の辺にひるがおの花、花のひるがお」
(相原かろ『浜竹』より)
出会いが、その人の人生に及ぼす影響は、馬鹿にならないほど大きいものです。
そこで、他人を学び自分を活かすことって、どんな状況を言うのでしょうか?
例えば、
「りんごは赤じゃない 正しいプライドの育て方」(新潮文庫)山本美芽(著)
から引用してみると、その日、美術室の黒板には、大きな短冊のような紙が5枚貼られていたそうです。
決断1 私は誰を描くのか
決断2 その人の生涯、その人の生き方・考え方
決断3 感動したことを文で表す
決断4 感想文をもとに、どんなドラマを造形するのか、その人の精神・考え方を描ききる
そして最後の1枚には、ひときわ力強い字で、こう書かれていました。
◎私自身の生活・進路・生き方に、その人の生涯をどう活かすのか、と・・・
点と点がどこかで必ず一つにつながっているのだと思います。
また、アップルコンピュータの創立CEOのスティーブ・ジョブス氏が2005年6月12日に行った、スタンフォード大学卒業祝賀スピーチとの出会いも、そこにいた学生達に、いろんな影響を与えたのではないでしょうか。
この素晴らしいスピーチを、長文ですが一読してみる価値があります。
これでますますMACが好きになる、かも、ねぇ。
私もこれと同じの以前、使っていました(^^)
それでは、しばし、スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチの動画と日本語訳に、お付き合いください。
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