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試されるとき

最近の景気のニュースを聞いていると暗いお話ばかりで誰でも気がめいってきそうですが、あなたはどれくらい影響されていますか?

景気の後退、企業の業績不振、赤字、解雇、休業、などなど、現実に起きていることでもあるのですけれど、またこぞってマスコミが新年が来るのに、と強調してさらに惨めになるように報道している感さえあります。

こうして、ネガティブなニュースが続くと、まるで連鎖反応のようにさらにネガティブなお話が続いて出てくるような気がしてきますね。

私は、不思議なことに多くの人の中には、ネガティブを好む傾向があるのだと感じています。

本当は幸せでいたい、成功したいという気持ちがあるはずなのに、です。

大きな矛盾。

どうしてでしょう?

惨めさやネガティブを好むのにも、何か目的を果たしているので何かしら理由はあるはず。

ネガティブを想定しておけば、自分ががっかりしない、傷つかない、とか?

自分はこんなに大変なのだ、とちょっとした自己陶酔気分や、人生は苦しいものなのだ、と普段の自分のネガティブ思考が正しいのだと確認したかったり?

または、世の中(人)が惨めであるのを確認して自分がいかにまだましか、ラッキーであるか、と再確認したいのかもしれません。

理由がどうあれ、実際にハッピーなニュースはあまり報道されないのに、悲劇や悲惨なお話はいくらでも報道ネタになってしまいます。

ここで学びたいのは、自分の意識が向いていることが、さらに現実になって目の前に現れることです。

つまり、私たちの心の動きが市場の動きを決める、心が不安になれば、市場も不安定になる、というもの。

不安をあおるような報道があるとしても、メディアは起きていることを報道するのが使命だから、それは別においておいて、受け取る私たちの気持ちが重要です。

だって、気にしなくても耳に入ってくることがありますし、自分がポジティブに意識を向けているときでさえネガティブなことが起きたり、目にしたりもあるでしょう。

どんなネガティブなことが起きても、全然ブレないだけの気持ちや信念をもっていれば、関係なくなります。

気持ちや信念次第では、どんなアクシデントもひとつのラッキーにしてしまうとか、自分の味方にしてしまうことだって可能です。

ネガティブを目にして心が揺れそうなら、これはひとつのちょっとしたテストなのだと思ってみましょう。

つまり、「ホントに前向きでいたいの?それだけ決心しているの?」と試されているのだ、と考えてみるのです。

同じように何かやろうとして壁にぶつかるときもそう思ってみましょう。

これは自分が本気なのかどうか試されているんだ、と。

試練というとちょっと大変そうですが、試されて、練習の機会だと思ってみると、本当にその通り。

重たく考えて深刻になっても、自分の気持ちが落ち込むだけだったりします。

ここはシンプルに試されているだけなのだからもちろん、私は本気!」と大きく構えていれば、それで十分。

どんなにマイナスに見えても、それが永遠に続くわけもないし、どんな状況であっても幸せでいられる、前向きでいられる人は必ずいます。

私たちもその一人になればいいだけ。

世の中では大変だと言われているこの時期、試されるときもあるのだくらいに思ってさらりとやり過ごしましょう。

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