【クラシックとはどんな音楽か】歴史を超えて聴かれる音楽
ところで、クラシック音楽とは、一体、どんな音楽なのか?
そのことを説明する前に、まず、音楽を分類してみると、私たちの周囲にある音楽は、大別 して、
「日本の音楽」
と
「外国の音楽(洋楽)」
との二つに分類されます。
外国の音楽は、更に、
「ポピュラー 音楽」
と
「クラシック音楽」
に分けることができます。
ポピュラー音楽は、
・シャンソン
・タンゴ
・ジャズ
・ロック
・フォーク
といった、その時に、ヒットしたものを聴く(日本の歌謡曲と同じ位置づけ)流行色の濃い音楽であるのに対して、クラシック(古典)音楽は、その名が示すように、数十年から、数百年もの昔に書かれながら、埋もれずに生き残って聴かれている音楽のことです。
つまり、クラシック音楽については、時代や国境を超えて、広く人間の心に訴えかけるものなんですね。
または、何かしら、普遍的な要素を秘めた音楽だと、言ってよいと思います。
何が基準で、
「時代を超える」
「国境を超える」
かは、実のところ、はっきりとしたものが、あるわけではありません。
その理由としては、それほどでもない曲が生き残っていたり、埋もれていた曲が発掘されて、ある時点から、有名になる等の事例があるためです。
あるいは、一時代、もてはやされた曲が、いつの間にか、忘れ去られたり、似たような作品の中から、一曲だけが、生き残るというケースもあったりします。
厳密には、運とか、流行も絡むのかもしれません。
しかし、全体的に見れば、ヨーロッパ音楽の流れの中で、もてはやされ、影響を与え、歴史をつくり、生き残って、今日の人にも、好んで聴かれている音楽。
それが、クラシックだという風には、言えるかと思います。
【参考記事】
篠崎靖男「世界を渡り歩いた指揮者の目」
【季節とシチュエーションに応じたクラシック音楽】
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