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移住者からよく聞く住居の湿気問題

田舎に移住してきた方から良く住まいの湿気が多いという話を良く聞きます。

これ結構切実な問題みたいです。

カビがすごい等々

最近では高気密高断熱住宅が盛んに建築されていて比較する人も出てきています。

実は、湿気問題の解決策は建物周辺の環境や床下環境が大きく、特に古民家等は、殆どが床下や日の当たらない所等の環境を改善するだけでも、半分以上は良くなります。

大体、湿気が多いと悩んでいる方の住居を見に行くと、北側・西側の山林に建物に引っ付くように建築されてたり、日の当たらない場所の地面が、いつも、多くの水分を含んでいたりしています。先ずは、外回りの環境改善してから建物内部の対策を考える方が良いと思います。

上記のような環境の住宅を一年以上放置したらどうなるかと言うと、木造で建てられた家は、多くの水分を含むようになり、もうこれ以上、吸収出来ないと家が悲鳴を上げている状態になります。この蓄積された水分を乾燥させるだけで、おおよそ一年以上かかると思います。常に、風が通るようにして換気を頻繁に行わなければ成らず、一年も二年もかかる場合も有ります。その間、カビとの戦いですね。

ですから、家を選ぶ場合は、先ずは建物回りの湿気具合を見て検討する事をおススメします。特に樹木や草は非常に水分を蓄えているので、出来るだけマメに草刈りや、伐採を行い、日が当たり、風が通るように管理してください、それだけでも格段に環境が良くなります。

ただ、それだけでは湿気が収まらない場合もあります。
常に、土地がジメジメしている所は、地下に水脈があったりしています、その場合は床下も一年中湿気っている環境になりますので、床下の湿気対策が必要となり、出費が多くなる可能性が大です。

基本的には新しく家を建てるのであれば、高気密高断熱までしなくても、今の建物は、床下に防湿コンクリートを設置したり、湿気の多い山側の環境をあらかじめ対策できますので、問題は無いかと思います。

まあ、折角、いなか暮らしを始めるのであれば、出来るだけ自然と共存しながら過度の対策をしない方が、私は良いかなあと思っています。

ちょっと不便だけど、少しだけ知恵をしぼって、田舎暮らしを楽しく出来る住環境を見つけてください。

田舎の空気と共に暮らす事をおススメします。

都会と同じような建物を建築しても面白くないような・・・そんな気がします。


宜しければ、サポートよろしくお願いします。 私達の田舎の自然を残す取組みに使わせて頂きます。